仮想マシンのメモリを計画する
メモリの割り当てによって、everRun システムの仮想マシン (VM) に物理メモリを割り当てます。
VM にメモリを割り当てるときは、以下の情報と制限事項に配慮してください。
- VM に割り当てることのできる合計メモリは、everRun システムで使用可能な合計メモリ (「メモリの要件」を参照) から、everRun システム ソフトウェアに割り当てられたメモリ容量 (1、2、または 4 GB に設定できます。「システム リソースを構成する」を参照してください) を差し引いたものです。たとえば、メモリの合計容量が 16 GB あり、システム ソフトウェアに 2 GB を割り当てた場合、VM で使用可能なメモリは 14 GB になります。
- 1 つの VM に、すべての VM に利用できるメモリの合計容量をプロビジョニングすることができます。各 VM は、その要求されたメモリ容量に 20% のオーバーヘッドを加算した容量を使用します。
- 許容される最小のメモリ割り当ては 256 MB ですが、64 ビット オペレーティング システムでは少なくとも 600 MB が必要です。ゲスト オペレーティング システムのメモリの要件を必ず確認してください。
- everRun 可用性コンソールの [システム] ページ (「[システム] ページ」を参照) に、メモリの合計容量、everRun システム ソフトウェアに割り当てられたメモリ、実行中の VM により使用されるメモリ、および空きメモリの容量が表示されます。このページを使用してメモリの割り当てを確認します。
- everRun ソフトウェアでは、実行中の VM のオーバープロビジョニングが許可されないため、物理マシンの合計物理メモリ容量を超える VM を起動することはできません。メモリのオーバープロビジョニングの発生を許可しても安全なのは、たとえば VM のアップグレードやポイントインタイム バックアップまたは復旧の最中などの、VM のうち 1 つ以上が停止中で、かつ別の VM が実行中の場合のみです。
- 必要な場合には使用度の低い仮想マシンを 1 つ以上シャットダウンするか再構成し、使用度の高い VM に利用可能なリソースを割り当て直すことによって、メモリを手動で再配分することができます。
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