負荷分散
HA 負荷分散では VM を両方の PM に分散させることによりパフォーマンスと可用性の改善を図ります。負荷分散は VM ごとに構成され、everRun システム上で自動的に有効化されます。
一方の PM が使用不可となった場合、もう片方の PM ですべての VM が実行されます。VM は、それを実行するターゲットの PM がサービスに復帰して完全に同期されると、すぐに自動的にマイグレーションされて戻ります。
運用モード
負荷分散は [仮想マシン] ページにある、VM の [負荷分散] タブで設定します。次のモードがサポートされています。
- [自動で分散]。VM の自動負荷分散機能を提供します。自動負荷分散が設定された VM は、最も多くのリソースがある使用可能な PM 上で実行されます。自動設定された 1 つ以上の VM を移動することにより負荷分散の効果が向上するとシステムで判定された場合、アラートが生成されます。ダッシュボードにアラートが表示され、マストヘッドに負荷分散の通知が表示されます。アラートへの応答として、マストヘッドで [負荷分散] をクリックして VM の自動負荷分散を開始します。
[仮想マシン] ページの [現在の PM] 列のアイコンに、次にマイグレーションする VM が表示されます。 - [nodeN に手動で配分]。上級ユーザの場合、自動ポリシーに依存せず、特定の PM (ノード) をそれぞれの VM に手動で割り当てることができます。
[仮想マシン] ページで、各 VM の[現行 PM] 列にグラフィックが表示されます。このグラフィックは、VM の現在の負荷分散状態、VM を実行している PM、およびその優先 PM を示します。
次のサンプル グラフィックは、VM が現在 PM 0 で実行されていて、優先マシンは PM 1 であることを示しています。
everRun ポリシーは VM を常に稼動状態に保ちます。一方の PM で故障が予想されていたり、メンテナンス中または使用不可となっている場合、VM は正常な方の PM 上で実行されます。両方の PM が正常な状態にある場合、VM はその優先 PM にマイグレーションします。
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