vm-copy

使用方法

avcli vm-copy --source-vm source --name name [--description description] [--cpu number] [--memory memory] [--availability level] [--copy-volumes volumes] [--add-volumes volumes] [--keep-volumes volumes] [--interfaces networks] [--storage-group group] [--no-auto-start]

説明

vm-copy コマンドを使用して、指定した VM から VM をコピーします。指定されていないパラメータがある場合、ソース VM でそれに対応する値が使用されます。

オプション

--source-vm source ソース VM の名前または ID。
--namename

作成する VM の名前。

--description description 新しい VM の説明。
--cpu number VM に割り当てる仮想 CPU の数。
--memory memory VM に割り当てるメモリのメガバイト単位の容量。
--availability level 可用性レベル。高可用性 (ha) またはフォールト トレラント (ft) です。
--copy-volumes volumes

新しい VM にコピーするボリュームのリスト。ボリュームの指定には構成名または ID を使用し、ブート ボリュームを最初に指定します。 デフォルト値を使用してソース VM から新しい VM にすべてのボリュームをコピーする場合、このパラメータは空白にします。

volume は次の 5 つのコンポーネントで構成されます。各コンポーネントはカンマで区切って指定します。

  • ソース ボリュームの名前または ID (必須)。
  • ストレージを取得するストレージ グループの名前または ID。
  • 新しいボリュームのボリューム名。
  • ボリューム ディスク イメージのフォーマット (raw または qcow2)。
  • ボリュームのセクター サイズ (512 または 4096)。
    • セクター サイズはバイト (B) で指定します。デフォルト値は 512 B です。
    • ストレージ グループのセクター サイズが 512 B の場合、ボリュームのセクター サイズも 512 B でなければなりません。

    • ストレージ グループのセクター サイズが 4096 B (4 kB) の場合、ボリュームのセクター サイズは 512 B と 4096 B の両方がサポートされます。

    • ブート ボリュームはセクター サイズを 512 B に指定する必要があります。

--add-volumes volumes

この VM に接続するボリュームのリスト。各 volume は次の 5 つのコンポーネントで構成されます。各コンポーネントはカンマで区切って指定します。

  • ボリューム のサイズ (必須)。
    デフォルトではボリューム サイズをメガバイト単位で指定しますが、KB、MB、GB、TB などの標準単位も使用 できます。
  • ストレージを取得するストレージ グループの名前または ID。
  • ボリューム名。
  • ボリューム ディスク イメージのフォーマット (raw または qcow2)。
  • ボリュームのセクター サイズ (512 または 4096)。
--keep-volumes volumes 新しい VM に接続するアイドル ボリューム。ボリュームは名前または ID で指定します。
--interfaces networks VM に接続するネットワークのリスト。各ネットワークを 1 度だけ指定できます。プライベート ネットワークは接続できません。
--storage-group group VM のボリュームを取得するストレージ グループ。この値を指定しない場合、 空き容量が最大のストレージ グループが自動的に選択されます。(ストレージ グループが 4 kB セクターで構成されている場合、ゲスト OS により 4 kB のセクター サイズがサポートされることを確認します。)

--no-auto-start

これを設定すると、コピーが完了した後に VM が起動されません。

次の例は vm:o2046 という VM を、new_vm_name という名前の新しい VM にコピーして元の設定をすべて維持します。
$ avcli vm-copy --source-vm vm:o2046 --name new_vm_name
次の例は vm_source という VM を、2 つの CPU と 1,024 MB のメモリを持つ vm_copy という名前の新しい高可用性 VM にコピーします。ブート ボリューム volume:o7652 をストレージ グループ storagegroup:o129vm_source_vol0_bootable_copy という新しい名前でコピーし、イメージ タイプを qcow2、セクター サイズを 512 B に設定します。また、ボリューム volume:o7749 を、デフォルト値を使用してコピーします。さらに vm_copy_add_new1 という名前でサイズが 20 GB の新しいボリュームを storagegroup:o1090 に作成し、イメージ タイプを qcow2、セクター サイズを 4 kB に設定します。
$ avcli vm-copy --source-vm vm_source --name vm_copy --cpu 2 --memory 1024 --availability ha --copy-volumes volume:o7652,storagegroup:o129,vm_source_vol0_bootable_copy,qcow2,512 volume:o7749 --add-volumes 20GB,storagegroup:o1090,vm_copy_add_new1,qcow2,4096
次の例は vm_source という VM を、2 つの CPU と 1,024 MB のメモリを持つ new_vm_name という名前の新しい高可用性 VM にコピーします。ブート ボリューム boot_volume を、boot_volume_copy という新しい名前と raw のイメージ タイプを使用して Initial-Storage-Group にコピーします。ボリューム volume:o10158 をデフォルト値を使用してコピーします。volume_new1 という名前でサイズが 20GB の新しいボリュームを storagegroup:o71 に作成し、イメージ タイプを qcow2、セクター サイズを 4 kB に設定します。volume_idlevolume:o19656 の 2 つのアイドル ボリュームを接続します。さらに、network0sharednetwork:o61 のネットワーク インタフェースを構成し、デフォルトのストレージ グループを storagegroup:o71 に設定して、作成時に VM が自動的に起動されないように指定します。
$ avcli vm-copy --source-vm vm_source --name new_vm_name --cpu 2 --memory 1024 --availability ha --copy-volumes boot_volume,Initial-Storage-Group,boot_volume_copy,raw volume:o10158 --add-volumes 20GB,storagegroup:o71,volume_new1,qcow2,4096 --keep-volumes volume_idle volume:o19656 --interfaces network0 sharednetwork:o61 --storage-group storagegroup:o71 --no-auto-start