仮想マシンの推奨事項と制限

仮想マシン (VM) には特定の CPU コア リソースが必要とされ、メモリ、ネットワーク、およびストレージに関するその他の制限も適用されます。

推奨される CPU コアの数

everRun のワークロードに推奨されるコア数は、次で説明するように各 VM の vCPU の数および VM のタイプによって異なります。

項目 物理スレッド数
固定システム オーバーヘッド (ホストおよびシステム管理) 2
n 個の vCPU を持つ各 FT ゲスト n + 2 (通常)
n 個の vCPU を持つ各 HA ゲスト n + 1 (通常)
: ハイパースレッド化なしの物理 CPU コアは 1 つの物理スレッドを処理できます。ハイパースレッド化された物理 CPU コアは 2 つの物理スレッドを処理できます。

実際に必要なスレッド数はワークロードによって異なります。上記のガイドラインで大半のワークロードをカバーできます。ただし、ワークロードによって必要なスレッド数が変わるため、テストを実施して特定のワークロードの特性を把握することをお勧めします。

1 つの 4-vCPU FT ゲストでは、通常次が必要となります。

4 つの 5-vCPU FT ゲストでは、通常次が必要となります。

仮想マシンの制限

仮想マシン (VM) の数が多いシステムや大規模なシステムの場合、everRun に 10 Gb 同期リンクを構成し、everRun ソフトウェア自体に 4 つの vCPU および 4096 MB を構成します。everRun システムのリソースを最大限に設定する手順については、everRun 可用性コンソール[基本設定] の [システム リソース] ページを参照してください。

次の表は everRun システムの VM の制限を一覧したものです。

項目

制限

FT VM あたりの vCPU 最大数

8

HA VM あたりの vCPU 最大数

20

FT VM あたりのメモリ最大容量 256 GB
HA VM あたりのメモリ最大容量 256 GB

VM あたりの可用性リンク最大数

2
VM あたりの仮想ネットワーク最大数 20
VM あたりのストレージ ボリューム最大数

12

ゲスト ボリューム サイズ サポートされる最大サイズは 16 TB です。
VM あたりのスナップショット最大数 16 (システムあたり合計 72)