ディスク ドライブは、512n (標準) フォーマット、512e フォーマットおよびアドバンスド 4K ネイティブ フォーマットを、次のようなセクターでサポートしています。

フォーマット	物理セクター	論理セクター
512n (標準)	512B	512B
512e	4KiB	512B
アドバンスド 4K ネイティブ	4KiB	4KiB

Stratus では、パフォーマンス改善のためにセクター サイズが 4K のディスクを使用することを推奨します。everRun システムではセクター サイズが 4K のディスクがネイティブ モードでサポートされます。4K ストレージを使用する場合、以下の制限が適用されます。

• 各ストレージ グループに含まれる論理ディスクは、ディスク タイプが同じか互換でなければなりません。
  • 512n ディスク タイプのストレージ グループは、512n または 512e のディスク タイプの論理ディスクをサポートします。
  • 512e ディスク タイプのストレージ グループは、512e のディスク タイプの論理ディスクのみをサポートします。
  • 4K ディスク タイプのストレージ グループは、4K のディスク タイプの論理ディスクのみをサポートします。

  たとえば、ディスク タイプが 4K 論理ディスクであるディスクを、512n や 512e のディスク タイプのストレージ グループに追加することはできません。

• 初期ストレージ グループのディスク タイプは、everRun ソフトウェアをインストールした最初の PM 内のブート ディスクのタイプによって自動的に定義されます。4K のブート ディスクには 4K のディスク タイプ、512n または 512e のブート ディスクには 512n のディスク タイプが定義されます。2 台目の PM のブート ディスクは同じディスク タイプでなければなりません。ソフトウェアをインストールした後で初期ストレージ グループのディスク タイプを変更することはできません。
• その他のストレージ グループのディスク タイプを設定できるのは、各ストレージ グループを作成してその [ディスク タイプ] を選択するときだけです (「新しいストレージ グループを作成する」を参照)。既存のストレージ グループのディスク タイプを変更することはできません。新しいストレージ グループを作成して新しいディスク タイプを選択する必要があります。

• ストレージ グループのディスク タイプは VM ボリュームのセクター サイズに影響するため、ストレージ グループの計画は慎重に行ってください。

  • 512n または 512e ディスク タイプのストレージ グループは、その VM ボリュームのために 512B のセクター サイズを提供します。
  • 4K のディスク タイプをもつストレージ グループは、4K または 512B のセクター サイズを提供し、これはその VM ボリュームごとに選択が可能です。
  • 512e または 4K のディスク タイプをもつストレージ グループが 512B のセクター サイズをもつボリュームを提供する場合、これは VM に対して 512e ディスク タイプのボリュームとして提供されます。

  ストレージ グループのディスク タイプとは関係なく、各 VM のブート ボリュームは 512B でなければならない点に注意してください。4K のセクター サイズを使用できるのはデータ ボリュームだけです。ボリュームの作成や接続を行う前に、ゲスト オペレーティング システムで 4K ボリュームがサポートされることを確認してください。

さらに、初期ストレージ グループに関する以下の制限に注意してください。

• デフォルトの初期ストレージ グループに 2 つ目の論理ディスクを追加する場合、そのサイズは 32.2 GB より大きくなければなりません。

• everRun ソフトウェアでは、不揮発性メモリ エクスプレス (NVMe) デバイスを初期ストレージ グループに含めることができません。これは、一部の BIOS および UEFI システムでは NVMe デバイスがブート可能なデバイスとして許可されないためです。

システム構成を計画する際、ストレージの構成がこれらの要件を満たしていることを確認してから、「サイトとシステムの準備」に戻ります。