仮想マシンに USB デバイスを接続する
USB デバイスを仮想マシン (VM) に接続して、VM がデバイスを使用できるようにします。たとえば、ゲスト オペレーティング システムにアプリケーションをインストールするために USB ベースのライセンスが要求される場合などは、USB デバイスが必要です。USB デバイスが不要になったらデバイスを切断します。
(USB デバイスを使用して VM のエクスポートやインポートを行うために、そのデバイスを everRun システムにマウントする必要がある場合、「everRun システム上の USB デバイスまたはネットワークマウント フォルダをマウントする」を参照してください。)
稼働中のフォールト トレラント (FT) VM に USB デバイスを接続すると、障害が発生した場合に everRun ソフトウェアが VM を別の物理マシンにマイグレーションすることができなくなります。フォールト トレラント運用を復元するには、USB デバイスの使用が完了した時点で直ちにデバイスを切断し、取り外してください。
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ゲスト オペレーティング システムには、サポートされている USB デバイスのみを接続できます。everRun システムは、USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps) またはそれ以下のデバイスをサポートします。everRun システムは、ゲスト オペレーティング システムで USB 3.2 Gen 2 (10 Gbps) またはそれ以上のデバイスをサポートしません。ここで Gen 2 またはそれ以上のデバイスを Gen 1 ホスト ポートに挿入することはできますが、デバイスは Gen 1 (5 Gbps) の速度で稼働します。この場合、デバイスをゲスト オペレーティング システムに接続できます。(USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps) デバイスは以前 USB 3.1 Gen 1 デバイスと呼ばれ、USB 3.2 Gen 2 (10 Gbps)デバイスは USB 3.1 Gen 2 デバイスと呼ばれていました。)
- 3.0 対応として記述されている USB デバイスであっても、互換性がない場合もあります。そのようなデバイスを使用している場合、3.0 対応の別の USB デバイスに切り替えてください。
- USB 接続 SCSI (UAS) 準拠のデバイスを VM に接続しないでください。システムでは UAS デバイスがサポートされません。
- USB デバイスを接続するには、その VM が稼働していなければなりません。
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デフォルトでは、USB デバイスの VM 接続は有効にされています。この構成を変更するには、「VM デバイスを構成する」を参照してください。
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サポートされる USB デバイスを Windows ベースの VM から切断する (つまり取り出す) には、次のいずれかの方法を使用します。
- エクスプローラーで [Eject (取り出し)] をクリックする — エクスプローラーからデバイスを取り出す場合、everRun 可用性コンソールで下記の手順を使用して切断する必要があります。その後、everRun システムから物理的に取り除き、同じ VM や別の VM に再接続する前に、挿入し直さなければなりません。
- タスクバーで [ハードウェアの安全な取り外し] および [メディアの取り出し] をクリックする — タスクバーからデバイスを取り出す場合、everRun 可用性コンソールで下記の手順を使用して切断する必要があります。同じ VM や別の VM に再接続する前に everRun システムから物理的に取り除く必要はありません。
USB デバイスを VM に接続するには
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USB デバイスを VM のプライマリ (アクティブ) ノードに挿入します。
[仮想マシン] ページに、各 VM のプライマリ ノードが [現行 PM] として表示されます。(このノードは、[物理マシン] ページに表示される everRun システムの現在のプライマリ ノードとは異なる場合があります。)
システムに USB デバイスが表示されることを確認します。[物理マシン] ページに移動します。デバイスを挿入したノードをクリックして、下部パネルで [USB デバイス] タブを選択します。挿入した USB デバイスがタブに表示されることを確認します。
- [仮想マシン] ページで、VM を選択します。
- 下部パネルで [CD ドライブと USB デバイス] タブをクリックします。
- [CD ドライブと USB デバイス] タブの [USB] 行で、プルダウン メニューから USB デバイスを選択します。
- [USB の接続] をクリックして、VM に USB デバイスを接続します。
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[確認] ダイアログ ボックスが表示され、デバイスの接続を確認するメッセージと、USB デバイスの使用中はゲストがシンプレックス モードになることを示す警告が表示されます。[はい] をクリックしてデバイスを接続します。
システムが VM に USB デバイスを接続すると、[CD ドライブと USB デバイス] タブで、その VM の USB デバイスのリストに USB デバイスの名前が表示されるようになります。
USB デバイスを VM から切断するには
- [仮想マシン] ページで、USB デバイスが接続されている VM を選択します。
- 下部パネルで [CD ドライブと USB デバイス] タブをクリックします。
- [CD ドライブと USB デバイス] タブの [USB] 行で、[USB デバイスの切断] をクリックします。必要な場合、プルダウン メニューから USB デバイスを選択します。
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[確認] ダイアログ ボックスが開き、デバイスの切断を確認するメッセージが表示されます。[はい] をクリックしてデバイスを切断します。
システムが VM から USB デバイスを切断すると、[CD ドライブと USB デバイス] タブで、その VM の USB デバイスのリストに USB デバイスの名前が表示されなくなります。