everRun リリース 7.9.0.0 リリース ノート

これらのリリース ノート (更新日時 2021/09/10 13:14) は、everRun リリース 7.9.0.0 を対象とします。(翻訳が完了した後の変更点のリストを含め、これらのリリース ノートの最新バージョンは、StrataDOC にある英語版を参照してください。) 次のセクションを参照してください。

新しい機能と機能強化

everRun リリース 7.9.0.0 の新機能

everRun リリース 7.9.0.0 の新機能は次のとおりです。

everRun リリース 7.8.0.0 の新機能

詳細については、「everRun リリース 7.8.0.0 の新機能」を参照してください。

everRun リリース 7.7.0.0 の新機能

詳細については、「everRun リリース 7.7.0.0 の新機能」を参照してください。

修正されたバグ

everRun リリース 7.9.0.0 で修正されたバグ

ZTC-9370: 夏時間 (DST) を採用しているタイム ゾーンのサイトでは、[システム] ページの PM の詳細データの表示が不完全です。

ZTC-9093: コンテナの容量不足のため 1 つのノードでしかスナップできない可能性があるボリュームをより適切に識別できます。

ZTC-8354: バーチャル テクノロジー (VT) がサポートされ、有効になっているかどうかのチェックを修正しました。

ZTC-8097: マストヘッドの [サービスの期限切れ] のクロックをクリアする機能を追加しました。

ZTC-7532: [VM サマリ] タブの [ライブ ダンプのステータス] 行は、アクティビティのタイムアウトが発生したときには表示されないはずです。

ZTC-7518: 現在のキットの avcli kit-delete では未解決の [キットを削除] ゴールが残り、/var/opt/ft/log/smd/smd.log がいっぱいになる場合があります。

ZTC-7284: Adaptec の ASR8405 と ASR8805 アダプタのサポートを追加しました。

ZTC-6044: スナップショットの削除操作中に QEMU のクラッシュが発生する可能性があります。

ZTC-5872: アップグレード キットのダウンロード中にインターネット接続が失われると、それ以降のアップグレード キットをダウンロードできなくなることがあります。

ZTC-5824: システムがインターネットに接続されていない場合、更新のチェック機能が正しく終了するようになりました。

ZTC-5667: VM が再起動したノードにマイグレーションして戻った後、[システム] ページの VM 統計情報の表示に失敗することがあります。

ZTC-5218: VirtIO ドライバを virtio-win-0.1.171-1 に更新しました。

ZTC-4514: VM が使用しているビジネス ネットワーク ケーブルがピア ノード上で引っ張られた場合、ノードがメンテナンス状態に移行できません。

ZTC-4461: VM をインポートすると、ディスク イメージが 145 GB より大きい場合、無効なディスク イメージになることがあります。

ZTC-4458: アップグレード キットの評価機能が強化され、壊れたネットワークを検出し、適切な場合には評価を失敗させるようになりました。

ZTC-3888: GRUB2 は CVE-2020-10713 に対処するために更新されました。

ZTC-3590: root、swap、diagdata の各パーティションを初期ストレージ グループの 2 番目の論理ディスクにミラーリングする必要はなくなりました。

ZTC-3007: VirtIO ドライバの VCD がインストール時とアップグレード時に作成されるようになりました。

ZTC-459: 未使用のビジネス ネットワークに障害が発生した場合、ユニットの自動ローリング リブートは不可能です。

everRun リリース 7.8.0.0 で修正されたバグ

詳細については、「everRun リリース 7.8.0.0 で修正されたバグ」を参照してください。

everRun リリース 7.7.0.0 で修正されたバグ

詳細については、「everRun リリース 7.7.0.0 で修正されたバグ」を参照してください。

修正された CVE

修正された CVE のリストについては、「修正された CVE」を参照してください。

重要な考慮事項

リリース 7.9.0.0 へのアップグレード

everRun リリース 7.9.0.0 へのアップグレードは、次の表に示すように、システムで実行されているリリースに適したアップグレード パスに従って行います。

リリース アップグレード パス

リリース 7.8.0.0、7.6.1.0、7.6.0.0、7.5.1.1、7.4.3.2

「アップグレード キットを使用して everRun ソフトウェアをアップグレードする」の手順に従って、リリース 7.9.0.0 に直接アップグレードします。

リリース 7.5.1.0、7.5.0.5、7.4.3.0、7.4.2.0、7.4.1.0、7.4.0.0、7.3.4.0

まずリリース 7.6.1.0 にアップグレードし、その後でリリース 7.9.0.0 にアップグレードします。リリース 7.6.1.0 にアップグレードする方法の詳細については、everRun リリース 7.6.1.0 リリース ノートおよびヘルプを参照してください。

リリース 7.3.4.0 から 7.6.1.0 へアップグレードする前に、アップグレード中にシステムがハングするのを防ぐため、KB-9889 の手順を実行してください。

リリース 7.3.2.0 以前

まずリリース 7.3.4.0 にアップグレードしてからリリース 7.6.1.0 にアップグレードし、最後にリリース 7.9.0.0 にアップグレードします。リリース 7.3.4.0 にアップグレードするには、everRun リリース 7.3.4.0 リリース ノートおよびヘルプを参照してください。

リリース 7.3.4.0 から 7.6.1.0 へアップグレードする前に、アップグレード中にシステムがハングするのを防ぐため、KB-9889 の手順を実行してください。

アップグレードの処理中、ブラウザをリフレッシュして新しい証明書を受容する

everRun ソフトウェアのアップグレードの操作中、最初のノードがアップグレードされてプライマリ ノードになった後にアップグレード処理が停止しているというメッセージがブラウザに表示されることがあります。ブラウザに表示されたこのエラー メッセージは正しくありません。この問題は、ブラウザで Stratus からの新しい証明書の受容が必要となった場合に発生することがあります。プロンプトが表示された場合はブラウザをリフレッシュして、新しい証明書を受容してください。新しい証明書を受容すると、ブラウザにアップグレードの正しいステータスが表示されます。

テスト済みのゲスト オペレーティング システム

現在のリリースでのテストが済んでいるゲスト オペレーティング システムのリストについては、「テスト済みのゲスト オペレーティング システム」を参照してください。以前のリリースでテスト済みまたはサポートされていたゲスト オペレーティング システムの詳細については、http://everrundoc.stratus.com にアクセスして適切なリリースを選択してから、ゲスト オペレーティング システムを検索してください。

既知の問題

大容量のゲスト ボリュームにおけるゲストのパフォーマンスの問題

サイズが 2 TB 以上あり時間の経過とともに断片化が起きるゲスト ボリュームでは、ゲスト パフォーマンスが大幅に低下することがあります。このサイズのボリュームを作成する場合、Stratus では、ディスク イメージのフォーマットに qcow2 を選択することを推奨します。raw ではなく qcow2 フォーマットを使用すると、パフォーマンスが若干低下しますが、このサイズの raw ゲスト ボリュームに見られるような大幅なパフォーマンス低下を回避することができます。ゲスト ボリュームの作成の詳細については、「仮想マシンのボリュームを作成する」を参照してください。

リムーバブル メディアと、P2V クライアントを使用した PM または VM のマイグレーション

ブート可能な P2V クライアント (virt-p2v) の ISO ファイルを使用して PM または VM をマイグレーションする前に、ソース イメージにリムーバブル メディア (フロッピー ディスク、DVD ドライブ、外付け USB ディスクなど) が接続されていないかどうかを確認します。PM または VM のマイグレーションを試行する際にリムーバブル メディアがソース イメージに接続されている場合、変換に失敗したというエラー メッセージが表示されます。この問題を未然に防ぐには、マイグレーションを開始する前に、[virt-p2v] ウィンドウでメディアの選択を解除してください。これを行うには、[Target properties (ターゲット プロパティ)] セクションと [Fixed hard disks (固定ハード ディスク)] セクションのある [virt-p2v] ウィンドウにアクセスしてから、[Fixed hard disks (固定ハード ディスク)] の下で、リムーバブル メディアの横の [Convert (変換)] 列のチェック ボックスをオフにします。virt-p2v の使用に関する詳細については、「物理マシンまたは仮想マシンをシステムにマイグレーションする」の「everRun システムに PM または VM をマイグレーションするには」を参照してください。

P2V クライアントの実行中に「VM <名前> の起動に失敗しました」というアラートが表示される (正常な動作)

P2V クライアントを使用して VM を everRun または ztC Edge システムからマイグレーションしている場合、マイグレーションの処理中にソース システムに「VM <名前> の起動に失敗しました」というアラートが表示された場合、これは正常な動作です。これは、ソース VM の電源がオンになっていて P2V クライアントを実行していても、ゲスト オペレーティング システムが起動しないためです。

VM のインポート時の最大パス長

仮想マシンのインポート/リストア ウィザードを使って VM をインポートする場合の VM の最大パス長は、[リモートまたはネットワーク Windows 共有からインポート (CIFS/SMB)] および [リモートまたはネットワーク NFS からインポート] オプションを使用する際は VM 名を含めて 4096 文字です。

RHEL 8.1 VM をインポートできない

(BIOS ブート ファームウェア使用の) RHEL 8.1 を実行している VM を、VMware ESXi 6.7.0 サーバから everRun システムにインポートすることはできません。

UEFI VM コンソール セッションの最大解像度

everRun 可用性コンソール[仮想マシン] ページで、VM コンソール セッションを開いて VM で実行中のゲスト オペレーティング システムのコンソールを表示できます。コンソール セッションを開いて UEFI ブート タイプのゲスト VM にアクセスした場合、コンソール セッションの最大解像度は 800x600 です。これより高い解像度を得るには、リモート デスクトップ接続を使って VM に接続してください。

vmgenid サポートを有効にするには VM を再起動する

アップグレード キットを使用してシステムをリリース 7.6.1.0 (またはそれ以前) からリリース 7.8.0.0 にアップグレードした後、Windows Server 2019、Windows Server 2016、または Windows Server 2012 を実行する VM 上で vmgenid のサポートを有効にするには、VM を再起動する必要があります。したがって、そのような VM はアップグレード後に再起動して、vmgenid のサポートを有効にしなければなりません。リリース 7.7.0.0 からアップグレードする場合、リリース 7.7.0.0 を実行しているシステムで以前に再起動された VM を、あらためて再起動する必要はありません。

コンソール ブラウザが Microsoft Edge の場合、VCD の作成に失敗する

Microsoft Edge を everRun 可用性コンソール用のブラウザとして使用している場合、VCD を作成できず、処理が失敗します。代わりに、別の対応するブラウザを使用してください (「対応しているインターネット ブラウザ」を参照)。

IE10、IE11、Firefox のコンソールでの日本語キーボード 106 および 109 のマッピングが正しくない

IE10、IE11、Firefox を使用して everRun 可用性コンソールにアクセスする場合、日本語キーボード 106 および 109 のマッピングが正しくない可能性があります。代わりに、Chrome またはリモート接続ソフトウェア (VNC または RDP) を使用してください。

トラップのない SNMP 要求を有効化できない

everRun 可用性コンソールで SNMP 要求を作成する場合、トラップも作成する必要があります。そうでないと everRun 可用性コンソールに「SNMP の更新中に問題が発生しました。設定が正しいことを確認してください。エラー: SNMP の構成に失敗しました。」というエラーが表示されます。回避策としては、新しい SNMP 要求を作成するときに、[SNMP 要求の有効化][SNMP トラップの有効化] をクリックし、バージョン 3 のユーザを定義せず、デフォルトの [制限あり] の要求のままにして、少なくとも 1 つのトラップ受信者を指定します。初期設定時にバージョン 3 のユーザを追加したり、[制限なし] をクリックすると、構成に失敗することがあります。初期設定が完了したら、必要な設定に変更することができます。

最大の vCPU とメモリを使用して Windows 2016 を実行する VM がクリーンにリブートされない

サポートされる最大数の vCPU と最大容量のメモリを使用する Windows 2016 VM は、クリーンにリブートされません。問題を回避するには、[仮想マシン] ページの該当する VM の下部パネルにある [シャットダウン] ボタンを使って VM をリブートしてから、[起動] ボタンを使って VM を再起動します。問題を回避するには、VM に割り当てる vCPU の数またはメモリの容量を減らします。

一部のブラウザで https の使用中に VNC を接続できない

Microsoft Internet Explorer または Mozilla® FireFox® ブラウザで https URL を使って everRun 可用性コンソールに接続している場合、[仮想マシン] ページで実行中の VM を選択してから [コンソール] をクリックすると、「VNC: Unable to connect, retrying in n seconds (VNC: 接続できません。n 秒後に再試行します)」というメッセージが表示されます。VNC 接続を有効にするには、マストヘッドの右上角にある VNC コンソール ページへの https リンクをクリックして、次の手順から適切なものを選択して続行します (お使いのブラウザのバージョンによって手順が異なる可能性があります)。

VNC コンソールが表示されます。

ノード IP アドレスやネットマスク ネットワーク設定を変更するとリブートが必要になる

「IP 設定を構成する」の説明に従ってノードの IP アドレスやネットマスクの設定を変更する際、ノードをリブートするまでは古い設定と新しい設定の両方が有効になります。両方の設定が有効な場合、ルーティングや接続の問題につながる可能性があります。

Stratus ナレッジ ベースの記事にアクセスする

Stratus カスタマ サービス ポータルは、everRun を含む Stratus の全製品に関する技術的な記事を収めた検索可能なナレッジ ベースを提供します。状況によっては、リリース ノートでこれらのナレッジ ベース記事を直接参照する場合もあります (例: KB-nnnn)。カスタマ サービス ポータルおよびナレッジ ベースの記事にアクセスするには、既存のサービス ポータル資格情報を使用するか、次の手順に従って新しいユーザ アカウントを作成してください。

ナレッジ ベースにアクセスするには

  1. Stratus カスタマ サービス ポータル (https://support.stratus.com) にログオンします。

    必要な場合は次の手順で新しいアカウントを作成します。

    1. [Register Account (アカウントの登録)] をクリックします。
    2. 勤務先の電子メール アドレスと連絡先情報を入力して [Register (登録)] をクリックします。

      勤務先電子メール アドレスには Stratus の登録顧客企業のドメイン名 (たとえば「stratus.com」) を含める必要があります。

    3. Stratus から受け取った電子メールに記載されているリンクをクリックします。
    4. 新しいパスワードを入力してアカウントの構成を完了します。

    アカウントの作成に関してヘルプが必要な場合は Stratus 認定サービス業者に連絡してください。

  2. サービス ポータルで左側パネルにある [Knowledge Base (ナレッジ ベース)] をクリックします。
  3. [Keyword Search (キーワード検索)] ボックスに、必要な情報に関連するキーワードを入力してから、[Search (検索)] をクリックします。

    記事番号 (KB-nnnn) で記事を検索するには、[Advanced Search (高度な検索)] をクリックします。[Search by ID (ID で検索)] の横に記事の ID 番号 (nnnn) を入力して [表示] をクリックします。

ヘルプ情報

everRun システムに関する技術的な質問がある場合、[Downloads (ダウンロード)] ページ (https://www.stratus.com/services-support/downloads/?tab=everrun) にある最新の技術情報およびオンライン マニュアルを参照してください。ナレッジ ベースStratus カスタマ サービス ポータル (https://support.stratus.com) でも検索できます

オンライン マニュアルを参照しても疑問点が解決されず、システムにサービス契約が適用される場合には、Stratus 認定サービス業者まで問い合わせてください。詳細については、everRun サポート ページ (https://www.stratus.com/services-support/customer-support/?tab=everrun) を参照してください。