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システム要件の概要

everRun システムには複数の仮想マシン (VM) をサポートできる x86 ホスト サーバが 2 台と、everRun 可用性コンソールを実行できるリモート管理コンピュータ (汎用の PC) が 1 台必要です 。

次に everRunシステム ハードウェア の要件を示します。ソフトウェアの要件については、システム ソフトウェアを参照してください。

システム ハードウェア

サポートされるサーバ

Stratus everRun ソフトウェアは、Red Hat® Linux Hardware Catalog (ハードウェア カタログ) に一覧されている、RHEL 6.x および次のいずれかのプロセッサをサポートする任意のシステムで実行できます。

保護された仮想マシン ("PVM"、つまり Stratus everRun ソフトウェアで保護されている仮想マシン) の冗長サーバとして使用するため、同一のプロセッサが搭載された 2 台目のコンピュータが必要です。各ホスト コンピュータの CPU で仮想化用のハードウェア サポートが有効になっている必要があります。この設定はファームウェア (BIOS または UEFI) セットアップ ユーティリティで行います。

RAM

最小 8 GB の RAM (物理メモリ) を推奨します。

ディスク容量の要件

内蔵ディスクと外付けのファイバー チャネルおよび iSCSI ディスクがサポートされます。各物理マシンにつき少なくとも 2 つのドライブが必要です。

各内蔵論理ディスクにホスト CentOS オペレーティング システム用として 477 MB が必要です。また、2 つの内蔵論理ディスクに、ログを含む everRun システム データ用に 22 GB が必要です。 ブート ディスクとして利用できるのは内蔵ディスクのみです。VM のブート ボリュームに必要とされるディスク容量は、使用するオペレーティング システムによって異なります。各 VM のアプリケーションとデータ、および VM スナップショット用に追加のストレージが必要になります。

ネットワーク

最小のネットワーク構成には、A-link および共有管理/ビジネス リンク用に 1 つずつ、合計 2 つのポートが含まれます。

最適なネットワーク構成では、A-Link 用に 2 つの 10-GbE ネットワーク ポート (うち 1 つは priv0、つまりプライベート ネットワークとしても機能します)、管理ネットワーク用に 1 つのネットワーク インタフェース、および PVM で必要とされる数のビジネス/稼動用ポートが含まれます。複数の PVM を実行する予定の場合、A-Link のペアを追加することを検討します。最大 4 つのペアがサポートされます。

SplitSite 構成のすべてのネットワーク コンポーネントに、エンドツーエンドで少なくとも 155 Mbps の速度が必要です。フォールト トレラント SMP を使用する場合、A-Link ネットワークは少なくとも 1Gbps でなければなりません。

詳細については、ネットワーク アーキテクチャの概要A-Link ネットワークとプライベート ネットワーク、およびビジネス ネットワークと管理ネットワークを参照してください。

IP アドレス

everRun ホストに管理ソフトウェアで使用される静的な IPv4 IP アドレスが必要です。管理ネットワークの DNS プライマリおよびセカンダリ サーバの IP アドレス、およびゲートウェイとサブネット マスク情報は、担当の IT ネットワーク管理者に問い合わせてください。詳細については、システム IP 情報を取得するを参照してください。

ポート

everRun システムは、ローカル ファイアウォールでの HTTPS 通信にポート 443、ssh にポート 22、また各 VM に関連付けられたアクティブな各 VNC 用に 5900-59nn を使用します。ファイアウォールで、適切なポートを経由したトラフィックが許可されている必要があります。everRun で保護された VM が UDP ポート 4557 を使用してクォーラム サービス コンピュータにアクセスできるよう、ファイアウォールの許可が必要です。TCP および UDP ポートの詳細については、ナレッジ ベースにアクセスしてeverRun TCP and UDP ports (everRun の TCP および UDP ポート)という記事を検索してください。ナレッジ ベースの記事にアクセスするを参照してください。

システム ソフトウェア

対応しているゲスト オペレーティング システム を参照してください。

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