Windows Server 2003 VM を everRun 7.x システムにマイグレーションする

1. P2V クライアントの ISO ファイルを、[Drivers and Tools (ドライバとツール)] セクション ( everRun サポート ページ (http://www.stratus.com/go/support/everrun) ) からダウンロードします。

2. ISO イメージの整合性を検証する場合、関連する fciv チェックサム ファイルもダウンロードして、さらに Microsoft サポート Web サイトから Microsoft File Checksum Integrity Verifier (FCIV) 実行可能ファイルをダウンロードしてください。ダウンロード済みの ISO ファイルが保存されているディレクトリに、両方のファイルを保存します。

   コマンド プロンプトを開きます。ISO、実行可能ファイル、および検証ファイルを含むディレクトリから、次のようなコマンドを入力して ISO イメージを検証します。

   fciv -v -xml virt-p2v-n.n.n-n.nnnnnnnn.n.el6.centos.xml

   コマンドが成功した場合 (つまり「 すべてのファイルが正しく確認されました」というメッセージが返された場合)、次のステップに進みます。コマンドが失敗した場合はもう一度ダウンロードを行います。

3. Avance Management Console で、P2V クライアント ISO ファイルを使用して VCD を作成します。この VCD を Windows Server 2003 VM でブートして、everRun システムに VM を転送します。
4. [仮想マシン] ページで、Windows Server 2003 VM を選択して [シャットダウン] をクリックします。
5. Windows Server 2003 VM が停止したら、[CD からブート] をクリックします。
6. [CD からブート] ダイアログ ボックスで、P2V クライアント VCD を選択して [ブート] をクリックします。

1. P2V クライアントの ISO ファイルを、[Drivers and Tools (ドライバとツール)] セクション ( everRun サポート ページ (http://www.stratus.com/go/support/everrun) ) からダウンロードします。
2. P2V クライアント ISO ファイルを物理 CD に書き込みます。この CD を Windows Server 2003 VM でブートして、everRun 7.2 以降のシステムに VM を転送します。
3. 「everRun MX システムを everRun7.x システムに変換する 」の「VM を everRun MX ノードから everRun ノードにマイグレーションするには」セクションにあるステップ 1 ～ 9 を実行して、Windows Server 2003 VM をシャットダウンし、P2V クライアント CD からブートします。

1. [virt-p2v] ウィンドウで、マイグレーション先の everRun システムのホスト名 (またはホスト IP アドレス) とパスワードを入力します。 [Test connection (接続のテスト)] と [Next (次へ)] をクリックします。

2. 表示された [virt-p2v] ウィンドウで、[Start conversion (変換開始)] をクリックします。

   マイグレーションの進行状況は [virt-p2v] ウィンドウおよびマイグレーション先の everRun システムの everRun 可用性コンソールの [ボリューム] ページで監視できます。新しい VM に関連付けられたボリュームから順次表示されます。

3. マイグレーションが完了すると、[virt-p2v] ウィンドウに、処理が成功したというメッセージが表示されます。[電源オフ] をクリックして、ソース VM をシャットダウンします。
4. マイグレーション先 everRun システムの everRun 可用性コンソールで、[仮想マシン] をクリックします。
5. 新しく作成した VM を選択し、[起動] をクリックします。
6. Windows Server 2003 ゲスト オペレーティング システムにログオンします。
7. サービス コントロール マネージャーに、システムの起動中にドライバ エラーが発生したという警告が表示されます。[OK] をクリックします。
8. [新しいハードウェアが見つかりました] ウィザードで、[いいえ、今回は接続しません] を選択して [次へ] をクリックします。
9. [ソフトウェアを自動的にインストールする] を選択します。[次へ] をクリックします。
10. RedHat VirtIO イーサネット アダプタが Windows ロゴのテストに合格していないという警告が表示されます。[続行する] をクリックします。
11. [新しいハードウェアが見つかりました] ウィザードが完了したら、[完了] をクリックします。
12. RedHat VirtIO SCSI アダプタが Windows ロゴのテストに合格していないという警告が表示されます。[続行する] をクリックします。
13. [新しいハードウェアが見つかりました] ウィザードに、「このハードウェアをインストールできません」というメッセージが表示されます。[このソフトウェアをインストールする確認を今後表示しない。] を選択して [完了] をクリックします。
14. コンピュータの再起動を求めるプロンプトで、[はい] をクリックします。
15. サービス コントロール マネージャーに、システムの起動時にドライバ エラーが発生したという警告が再び表示されます。[OK] をクリックします。
16. 必要に応じてゲスト オペレーティング システムのネットワーク構成の設定を更新し、再起動して設定を有効にします。

新しい VM が正しく機能することが確認できたら、マイグレーション プロセスは完了します。ただし everRun システムは、高可用性 (HA) または フォールト トレラント (FT) 運用モードを有効にするため、PM 間のデータの同期を続行することがあります。