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外付けストレージ ディスクを削除する

外付けストレージ ディスクを削除するには、外付けストレージ アレイから LUN をマッピング解除し、ディスクを再スキャンしてから、デバイスとデバイス ノードを削除する必要があります。これらのタスクは node0 と node1 で実行します。 その後、ディスクを修復します。

: この手順では、削除される LUN を含むストレージ グループが VM によって使用されていないことを前提とします。

ストレージ グループを構成する外付けディスク (LUN) を削除するには

この手順は、StorageGroup_10GB という 1 つのストレージ グループを構成する 10GB の LUN を削除する例を示します。

Multipath Device: mpathe
LUN: 4
Storage Group Name: StorageGroup_10GB
  1. node0 で次の手順を実行します。
    1. 外付けストレージ アレイから LUN をマッピング解除します。たとえば、10GB の LUN のマッピングを解除します。

    2. 次の形式でコマンドを実行してディスクを再スキャンします。
      echo 'Channel' 'Port' 'LUN' > /sys/class/scsi_host/hostadapter_number/scan

      (ホストアダプタ番号を特定するには、ls /sys/class/fc_host コマンドを実行します。)

      次の echo コマンドは、host<アダプタ番号>host1host8 を使用する例です。

      echo "- - -" > /sys/class/scsi_host/host1/scan
      echo "- - -" > /sys/class/scsi_host/host8/scan

      再スキャンの後、multipath は mpathe を欠陥ありとして表示します。

      multipath -ll
      mpathe (36006016007713c00a645b757c1aede4a) dm-29 DGC ,VRAID
      size=10G features='1 retain_attached_hw_handler' hwhandler='1 alua' wp=rw
      `+ policy='round-robin 0' prio=0 status=enabled
      - 1:0:0:4 sds 65:32 failed faulty running
      - 8:0:0:4 sdu 65:64 failed faulty running
      - 1:0:1:4 sdt 65:48 failed faulty running
      - 8:0:1:4 sdv 65:80 failed faulty running

    3. コマンド multipath -f <デバイス> を実行して multipath からデバイスを削除します。

      次はコマンドの例です: multipath -f mpathe

    4. lssci コマンドを実行し、削除している LUN に関連付けられているデバイス ノードを特定します。

      lsscsi

      コマンド出力に、LUN に関連付けられているデバイスノードが表示されます。たとえば、次の出力には LUN4 に関連付けられているデバイスがあります。これは n:n:n:4: sdssdtsdu、および sdv の 4 つのディスクです。

      [0:2:0:0] disk LSI MR9271-8i 3.24 /dev/sda
      [0:2:1:0] disk LSI MR9271-8i 3.24 /dev/sdb
      [1:0:0:0] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdc
      [1:0:0:1] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdd
      [1:0:0:2] disk DGC VRAID 0322 /dev/sde
      [1:3:0:0] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdf
      [1:0:0:4] disk DGC VRAID 0322 /dev/sds
      [1:0:0:1] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdg
      [1:0:1:1] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdh
      [1:0:1:2] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdi
      [1:1:3:0] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdj
      [1:0:1:4] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdt
      [2:0:0:0] cd/dvd HL-DT-ST DVDRAM GT80N 1.00 /dev/sr0
      [8:0:0:0] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdk
      [8:0:0:1] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdl
      [8:0:0:2] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdm
      [8:3:0:0] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdn
      [8:0:0:4] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdu
      [8:0:0:1] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdo
      [8:0:1:1] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdp
      [8:0:1:2] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdq
      [8:0:1:3] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdr
      [8:0:1:4] disk DGC VRAID 0322 /dev/sdv

    5. 削除する LUN に関連付けられているデバイス ノード (ステップ d で特定したノード) を削除します。

      sdssdtsdusdv のデバイス ノードを削除するには、次のコマンドを実行します。

      echo 1 > /sys/block/sds/device/delete
      echo 1 > /sys/block/sdt/device/delete
      echo 1 > /sys/block/sdu/device/delete
      echo 1 > /sys/block/sdv/device/delete

  2. node1 でステップ 1 を繰り返します。
  3. everRun 可用性コンソールのマストヘッドで [リペア] ボタンをクリックして、ディスクをストレージ グループから削除します。([リペア] ボタンの詳細については、故障した論理ディスクに対処するを参照してください。)
  4. everRun 可用性コンソール[物理マシン] ページで、[ストレージ] タブをクリックしてシステムの論理ディスクのリストを表示します。削除したディスクが表示されていないことを確認します。
  5. システムからディスクが削除されたことを確認した後、ストレージ グループ (たとえば StorageGroup_10GB) を削除します。

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