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外付けストレージ

everRun システムはファイバー チャネル、iSCSI、および Linux のデバイス マッパ マルチパス外付けストレージをサポートします。everRun ソフトウェアは、内蔵ストレージと同じ方法で外付けストレージを扱います。内蔵ストレージの場合と同様に、各ノードに接続された外付けストレージの論理ディスク間で VM データのミラリングを行います。このようなストレージのことを "everRun 複製" ストレージと呼びます。

everRun ソフトウェアに外付けストレージを構成する機能はありません。外付けストレージ インフラストラクチャのインストールと構成は、お客様が管理する必要があります。これには外付けストレージ システムで必要となる HBA カード、ドライバ、およびツールのインストール作業が含まれます。外付けストレージ システムのベンダーが提供する手順に従ってください。 さらに、システムで外付けストレージ システムをサポートするために Linux のマルチパス機能を使用するよう、everRun システムを構成する必要があります。(Linux マルチパスを構成するを参照)。

注意事項: everRun ブート パーティションおよびその他の everRun システム データは内蔵ストレージに保存する必要があります。外付けストレージに保存することはできません。
: システム管理者が外付けストレージのインストールや構成を行うには、各物理マシン上の everRun ホスト OS に root としてアクセスする必要があります。

ファイバー チャネルの外付けストレージの場合、通常は次の作業を行います。

  1. HBA のインストールと構成
  2. SAN ファブリック インフラストラクチャでサポートされるマスクおよびゾーニング操作で使用する情報 (WWN、ポート アドレスなど) の取得
  3. 外付けストレージ システムにおける LUN のプロビジョニング
  4. SAN ゾーニングと LUN マスクの構成による論理ディスクへのアクセス管理

iSCSI の外付けストレージの場合、通常は次の作業を行います。

  1. iSCSI イニシエータの構成
  2. 外付けストレージ システムにおける LUN のプロビジョニング
  3. LUN マスクの構成による論理ディスクへのアクセス管理

外付けストレージ インフラストラクチャをインストールして構成した後、everRun システムのホスト OS が外付けストレージを認識して使用できるように、ホスト OS を構成する必要があります。詳細については、外付けストレージの LUN を追加または削除するを参照してください。

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外付けストレージを管理する

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