仮想マシン (VM) コンソール セッションを開いて、VM で実行中のゲスト オペレーティング システムのコンソールを表示します。
次に示すのは everRun 可用性コンソールで VM コンソール セッションを開く手順ですが、リモート デスクトップ アプリケーションを使用することもできます。
VM コンソール セッションを開くには
下部のパネルで [コンソール] () をクリックします。
一部のブラウザでは、セキュリティ設定のため、セッションを初めて開く場合は特に、コンソール セッションが開かないことがあります。コンソール セッションをブロックするためにブラウザが使用する方法、したがってユーザがコンソール セッションを開くために必要な操作は、ブラウザによって異なります。一部のブラウザでは、セキュリティ メッセージがいくつか表示されるので、これらのメッセージをクリックする必要があります。その他のブラウザでは、アドレス バーが赤くなるだけでメッセージは表示されず、その場合はアドレスをクリックして操作を続行する必要があります。
たとえば、(1) アドレス バーに [Certificate error (証明書エラー)] が表示されたらアドレスをクリックし、(2) [The website cannot display the page (Web サイトはページを表示できません)] と表示されたページで [More information (詳細情報)] をクリックしてから、(3) [This site is not secure (このサイトは安全ではありません)] と表示されたページで [Go on to the webpage (not recommended) (Web ページに移動 (非推奨))] をクリックします。
通常の場合、これらのセキュリティ メッセージはコンソール セッションを初めて開くときにのみ表示され、それ以降のセッションでは表示されません。ただし、セキュリティ例外を追加して、セキュリティ メッセージを表示せずにコンソールを開く操作を許可することもできます (お使いのブラウザの設定ページまたは「セキュアな接続を構成する」を参照してください)。
VM コンソール セッションを開いた後、ブラウザ ウィンドウと VM コンソール セッションのサイズを変更できます。キーボード ショートカットを使用することもできます。
上記の手順を参照して VM コンソール セッションを開きます。
ウィンドウの左端にアイコンが表示されます。アイコンが表示されない場合、ウィンドウの左端にあるタブ内の矢印をクリックしてください。
ブラウザ ウィンドウを全画面表示にするには、全画面のアイコン () をクリックします。
全画面で表示されているときに全画面のアイコン () をもう一度クリックすると、ブラウザが小さいウィンドウに戻ります。
ブラウザ内の VM セッションのサイズを変更するには、設定アイコン () をクリックして [拡大縮小モード] を選択します (現在のモードをクリックすると、その他の設定を含むプルダウン メニューが表示されます)。
次のアイコンが表示されます。
VM コンソール ウィンドウが開かない場合に問題を解決するには
6900 から 6999 まで (両者を含む) のポートを開くように、ネットワーク管理者に依頼してください。
VM コンソール ウィンドウが空白の場合に問題を解決するには
VM に電源が入っていて、ブート中でないことを確認します。また、コンソール ウィンドウをクリックして任意のキーを押し、スクリーン セーバーを無効にします。
複数の VM コンソール ウィンドウが表示されていて、その動作が不安定な場合に問題を解決するには
すべてのコンソール ウィンドウを閉じてから、コンソール ウィンドウを 1 つだけ開きます。
VM コンソール ウィンドウが everRun システムでハングする問題を解決するには
Ubuntu ベースの VM では、gfxmode パラメータが正しく設定されていないと VM コンソールが everRun 可用性コンソールでハングします。ゲスト オペレーティング システムで、/boot/grub/grub.cfg ファイルを編集して gfxmode パラメータを text に変更します (例: set gfxmode=text)。
コンソールがハングしてパラメータを設定できない場合、次を行います。
次の画面の gfxmode 行で、$linux_gfx_mode を text に変更して次のようにします。
リブートした後も設定が維持されるように更新するには、/boot/grub/grub.cfg ファイルを編集して gfxmode パラメータを text に変更します。行が次のようになります。
コンソール画面が判読不能な場合に Linux ベースの VM でターミナル タイプを変更するには
デフォルトでは、Linux オペレーティング システムは everRun 可用性コンソールで VM コンソールの基盤である vncterm
プログラムでは正しくサポートされない vt100-nav
に TERM 変数を設定します。コマンド ライン以外の方法を利用すると、画面が判読不能になります。この問題を解決するには、次の手順に従い Linux ゲスト オペレーティング システムのターミナルのタイプを変更します。
inittab
ファイルを開きます。-nav
を削除して、vt100-nav
を vt100
に変更します。更新後の行は次のようになります。# Run gettys in standard runlevels co:2345:respawn:/sbin/agetty xvc0 9600 vt100