Avance ユニットからのマイグレーションを計画する

このトピックでは、現在 Avance ユニットを使用している場合に everRun 7.x システムへマイグレーションする際の考慮事項について説明します。

どのシステムを使用する場合でも、「仮想マシンを作成/マイグレーションする」にある、仮想マシン (VM) の everRun 7.x システムへのマイグレーションに関する情報を参照してください。

: 最良の結果を得るには、Stratus 認定サービス業者に連絡し、Avance ユニットからのアップグレードの評価と実行に関するヘルプを依頼してください。

プラットフォームの要件

既存の Avance ハードウェアを使用する場合や、新しいハードウェアにマイグレーションする場合、everRun システムの最小システム要件を満たす必要があります。詳細については、「物理マシンのシステム要件」を参照してください。

計画的な停電

このヘルプ トピックの考慮事項は、マイグレーション プロセス全体を通じて停電に耐え得ることを前提に書かれています。ダウンタイムを最小限に抑える必要がある場合は Stratus 認定サービス業者に連絡してヘルプを依頼してください。

ゲスト オペレーティング システムのサポート

Avance の各 VM で実行されている Windows または Linux ゲスト オペレーティング システムが、everRun ソフトウェアでサポートされることを確認します。「対応しているゲスト オペレーティング システム」を参照してください。

さらに、各ゲスト オペレーティング システムが、マイグレーション プロセス (「物理マシンまたは仮想マシンをシステムにマイグレーションする」を参照) またはインポート プロセス (「everRun MX システムから OVF ファイルをインポートする」を参照) でサポートされていることも確認します)。

ネットワークの準備

everRun のシステム要件に従ってプラットフォーム ネットワークおよびネットワーク環境を準備します。「全般的なネットワーク要件と構成」を参照してください。

管理ネットワークのアクセス

Avance Management Console (管理コンソール) へのアクセスに使用されたものと同じネットワークが everRun 可用性コンソールでも使用されます。

Avance では、システム内のどちらのノードにもフェールオーバーが可能な IPv4 システム アドレスを経由して、管理ネットワーク上でノードを使用できました。everRun ソフトウェアは同じシステム アドレスを使用しますが、システム IP アドレスと同じサブネットにある各ノードの IPv4 アドレスも個別に必要となります。

アベイラビリティ リンク ネットワーク

Avance にはアベイラビリティ リンクがありませんでした。したがって、これらのネットワークをハードウェア構成に追加する必要があります。

A-Link には 10 Gb ネットワークを 2 つ使用することを推奨します。

A-Link 接続がポイントツーポイントである必要はありません (したがってスイッチ ネットワーク上にも設定できます)。

プライベート ネットワーク

Avance ユニットでプライベート ネットワークに使用されたのと同じネットワークを、everRun システムのプライベート ネットワークに使用できます。

プライベート ネットワーク上には常に everRun システムを 1 つだけインストールし、実行できます。したがって、プライベート ネットワークは 2 つの everRun ノード間のポイントツーポイント接続とすることを推奨します。

少なくとも 1 つの A-Link ネットワークがポイントツーポイント接続されている場合はプライベート ネットワーク用の A-Link のうちの 1 つを共有するのが通常です。

プライベート ネットワークには 10 Gb ネットワークの使用を推奨します。

ビジネス ネットワーク

プライベート ネットワークでも A-Link ネットワークでもないすべてのネットワークは、ビジネス ネットワーク (つまり VM により利用可能なネットワーク) として使用できます。管理ネットワークは同時にビジネス ネットワークで使用できます。

ストレージの考慮事項

Avance ユニット ストレージは everRun システムでそのまま使用できます。物理ストレージの要件については、「ストレージの要件」を参照してください。

everRun のインストール

everRun システムのノードを構成したら、「ソフトウェアのインストール」を参照して everRun ソフトウェアをインストールし構成できます。

仮想マシンのマイグレーション

P2V クライアントのマイグレーション プロセスまたは OVF のインポート プロセスを使用して、VM を everRun システムにマイグレーションします。各プロセスの概要については、「仮想マシンを作成/マイグレーションする」を参照してください。