メンテナンス モード

物理マシン (PM) がメンテナンス モードに切り替わると、メンテナンスを行えるようマシンがオフラインになります。メンテナンス後に最終処理すると、PM のメンテナンス モードが解除されて再びオンラインになり、仮想マシン (VM) を実行できるようになります。

PM がメンテナンス モードになると、その PM は実行中の VM をもう片方の PM にマイグレーションします。これにより、サービスに起因する中断から VM を保護できます。

物理マシン (nodex (プライマリ)) がメンテナンス モードに切り替わると、もう片方の PM がプライマリになります。

両方の PM がメンテナンス モードに入る場合、これらの PM はすべての VM を正常にシャットダウンします。したがって、PM がシャットダウンやリブートされる前に VM のメモリ状態は保護されます。

PM のシャットダウンは、PM がメンテナンス モードにある状態で [物理マシン] ページから行う必要があります。これは everRun 可用性コンソールが、PM の電源を手動でオフにした結果生じる可能性のあるサービス中断からシステムを保護するためです。

注意事項:  
  1. PM がメンテナンス モードになっている間、システムはフォールト トレラントでありません。ダウンタイムの発生を回避するには、PM のメンテナンス モードを解除して再びオンラインに戻せるよう、サービスをできるだけ早く最終処理します。
  2. 両方の PM を同時にメンテナンス モードにすることは避けてください。VM の運用を継続するには、少なくとも 1 台の PM が正常に稼動している必要があります。(everRun システム全体をシャットダウンする必要がある場合、「物理マシンをシャットダウンする」を参照してください。)
: 両方の物理マシンをメンテナンス モードにするには、まずセカンダリ PM をメンテナンス モードにした後で、プライマリ PM をメンテナンス モードにします。この順序を守ることで、仮想マシンの不要なマイグレーションを回避できます。

PM をメンテナンス モードにするには

  1. [物理マシン] ページから PM を選択します。
  2. [作業開始] をクリックします。

    PM がメンテナンス モードになると、その状態が と表示されます。

PM を最終処理してメンテナンス モードを解除するには

  1. [物理マシン] ページから PM を選択します。
  2. [最終処理] をクリックして、PM のメンテナンス モードを解除します。

関連トピック

「everRun 可用性コンソール」

「物理マシンを管理する」

「物理マシンと仮想マシン」

「[物理マシン] ページ」

「[仮想マシン] ページ」