仮想マシン コンソールのセッションを開く
仮想マシン (VM) コンソール セッションを開いて、VM で実行中のゲスト オペレーティング システムのコンソールを表示します。
次に示すのは everRun 可用性コンソールで VM コンソール セッションを開く手順ですが、リモート デスクトップ アプリケーションを使用することもできます。
VM コンソール セッションを開くには
- [仮想マシン] ページで、VM を選択します。
- VM が稼動状態にあることを確認します。
-
下部のパネルで [コンソール] () をクリックします。
注:[コンソール] をクリックした後、ブラウザが HTTPS でシステムに接続していて、そこにセキュリティ例外がない場合には、コンソール セッションが空白になることがあります。その場合、セッション ウィンドウの右上角にある [IP アドレス] をクリックします。この IP アドレスは https://system_IP_address:8000 という形式で、システム IP アドレスをブラウザのセキュリティ例外として追加します。セキュリティ例外によって、ブラウザがサイトを開けるようになります。
ブラウザによっては、追加のセキュリティ警告のウィンドウやメッセージが表示される場合もあります。一部のブラウザでは、セキュリティ メッセージがいくつか表示されるので、これらのメッセージをクリックする必要があります。その他のブラウザでは、アドレス バーが赤くなるだけでメッセージは表示されず、その場合はアドレスをクリックして操作を続行する必要があります。次に具体的な例を示します。
- アドレス バーに [Certificate error (証明書のエラー)] が表示されたら、(1) アドレスをクリックし、(2) [The website cannot display the page (Web サイトでこのページは表示できません)] と表示されたページで [More information (詳細情報)] をクリックしてから、(3) [This site is not secure (このサイトは安全ではありません)] と表示されたページで [Go on to the webpage (not recommended) (Web ページに移動 (非推奨))] をクリックします。
- [Warning: Potential Security Risk Ahead (警告: 潜在的なセキュリティ リスクがあります)] というページが表示されたら、[Advanced (詳細)] をクリックして、次のウィンドウで [Accept Risk and Continue (危険性を承知で続行)] をクリックします。
- Error code 405 (エラー コード 405) の [Error response (エラー応答)] が表示された場合は、ウィンドウまたはタブを閉じます。
すると、このセキュリティ例外がすべての VM に適用されます。これらのアクションを行う必要があるのは、各ブラウザで 1 度だけです。それ以降は、[コンソール] をクリックすると、VM へのコンソール セッションが問題なく開きます。
VM コンソール セッションを開いた後、ブラウザ ウィンドウと VM コンソール セッションのサイズを変更できます。キーボード ショートカットを使用することもできます。
-
上記の手順を参照して VM コンソール セッションを開きます。
ウィンドウの左端にアイコンが表示されます。アイコンを表示するには、ウィンドウの左端にあるタブ内の矢印をクリックしてください。
-
ブラウザ ウィンドウを全画面表示にするには、全画面のアイコン () をクリックします。
全画面で表示されているときに全画面のアイコン () をもう一度クリックすると、ブラウザが小さいウィンドウに戻ります。
-
ブラウザ内の VM セッションのサイズを変更するには、設定アイコン () をクリックして [拡大縮小モード] を選択します (現在のモードをクリックすると、その他の設定を含むプルダウン メニューが表示されます)。
- リモート サイズ変更 (デフォルト) — ゲスト OS の解像度を変更すると VM セッションのサイズが変わります。
- ローカル拡大縮小 — VM セッションのサイズは、元の幅と高さの比率で全画面に収まるよう自動的に変更されます。
- 上記の手順を参照して VM コンソール セッションを開きます。
- ウィンドウの左端にある A アイコン () をクリックして、キーボード ショートカットの選択アイコンを表示します。
-
次のアイコンが表示されます。
- — Ctrl キーの機能を使用する場合に選択します。
- — Alt キーの機能を使用する場合に選択します。
- — Tab キーの機能を使用する場合に選択します。
- — Esc キーの機能を使用する場合に選択します。
- — Ctrl+Alt+Delete キーの機能を使用する場合に選択します。
VM コンソール ウィンドウが開かない場合に問題を解決するには
6900 から 6999 まで (両者を含む) のポートを開くように、ネットワーク管理者に依頼してください。
VM コンソール ウィンドウが空白の場合に問題を解決するには
VM に電源が入っていて、ブート中でないことを確認します。また、コンソール ウィンドウをクリックして任意のキーを押し、スクリーン セーバーを無効にします。
複数の VM コンソール ウィンドウが表示されていて、その動作が不安定な場合に問題を解決するには
すべてのコンソール ウィンドウを閉じてから、コンソール ウィンドウを 1 つだけ開きます。
VM コンソール ウインドウが everRun システムでハングする問題を解決するには
Ubuntu ベースの VM では、gfxmode パラメータが正しく設定されていないと VM コンソールが everRun 可用性コンソールでハングします。ゲスト オペレーティング システムで、/boot/grub/grub.cfg ファイルを編集して gfxmode パラメータを text に変更します (例: set gfxmode=text)。
コンソールがハングしてパラメータを設定できない場合、次を行います。
- everRun 可用性コンソールで VM を再起動します。
- GRUB メニューで e を押して、grub コマンドを編集します。
-
次の画面の gfxmode 行で、$linux_gfx_mode を text に変更して次のようにします。
gfxmode text - Ctrl-x または F10 を押してゲスト オペレーティング システムをブートします。
-
リブートした後も設定が維持されるように更新するには、/boot/grub/grub.cfg ファイルを編集して gfxmode パラメータを text に変更します。行が次のようになります。
set gfxmode=text - /boot/grub/grub.cfg ファイルを保存します。
コンソール画面が判読不能な場合に Linux ベースの VM でターミナル タイプを変更するには
デフォルトでは、Linux オペレーティング システムは everRun 可用性コンソールで VM コンソールの基盤である vncterm
プログラムでは正しくサポートされない vt100-nav
に TERM 変数を設定します。コマンド ライン以外の方法を利用すると、画面が判読不能になります。この問題を解決するには、次の手順に従い Linux ゲスト オペレーティング システムのターミナルのタイプを変更します。
- ゲスト オペレーティング システムの
inittab
ファイルを開きます。 -
以下の行で、行の末尾にある
-nav
を削除して、vt100-nav
をvt100
に変更します。更新後の行は次のようになります。# Run gettys in standard runlevels co:2345:respawn:/sbin/agetty xvc0 9600 vt100
- inittab ファイルを保存します。