構成を完了する

SplitSite 構成を作成したら、必要に応じてクォーラム サービス ポートを変更します。その後、everRun 可用性コンソール内でクォーラムを有効にします。最後に、構成を確認して VM を (再) 接続します。

前提条件: SplitSite 構成を計画して作成するには、(まだ行っていない場合は) まず 「SplitSite 構成を作成する」を読み、その手順に従います。
: クォーラム コンピュータ上でクォーラム サービス用に構成されているポートと、everRun 可用性コンソールクォーラム コンピュータ上のクォーラム サービス ポートを変更する場合、そのクォーラム コンピュータに接続するすべての everRun システム上で (everRun 可用性コンソールを使用して) クォーラム サービス ポートを変更しなければなりません。これは、クォーラム コンピュータと everRun システムの両方で同じポート番号が使用されるようにするためです。「everRun 可用性コンソール内でクォーラム サーバを構成する 」を参照してください。

クォーラム サービス ポートを構成する

デフォルトでは、クォーラム サービスは UDP ポート 4557 でリッスンします。

大半の場合、デフォルトのポートを変更する必要はありません。ただし、ポートを変更する場合には、ネットワーク構成のために次の操作が必要となります。

クォーラム サーバ上のポート番号を変更するには

  1. 管理者権限のあるアカウントを使ってクォーラム コンピュータにログオンします。

  2. コマンド プロンプト ウィンドウを管理モードで開きます。

  3. 次を入力してクォーラム サービスを停止します。

    net stop sraqserver

  4. 次を入力してポートを変更します (nnnn を新しいポート番号で置き換えます)。

    sraqserver -install nnnn

  5. 次を入力してクォーラム サービスを再開します。

    net start sraqserver

クォーラム サービス ポートを確認する

クォーラム サービス ポートを確認する必要がある場合、次の Windows レジストリ キーを調べます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SraQserver\Parameters\QSServerPortForReceive

everRun 可用性コンソール内でクォーラム サーバを構成する

クォーラム サービスが稼働したら、everRun 可用性コンソール内でクォーラム サービスを有効にしてください。クォーラム サーバを削除することもできます。

クォーラム サービスを有効にするには

  1. 管理者権限のあるアカウントを使って everRun 可用性コンソールにログインします。
  2. 左側のナビゲーション パネルで [基本設定] をクリックして [基本設定] ページを表示します。
  3. [クォーラム サーバ] をクリックします。クォーラム構成のページが開きます。
  4. ページの左側にある [クォーラム サーバの追加] をクリックします。
  5. [優先クォーラム サーバの追加] ダイアログ ボックスで、次の値を入力します (既に優先クォーラム サーバが存在する場合は [代替クォーラム サーバの追加] ダイアログ ボックスが表示されます)。
    • DNS または IP アドレス — 優先クォーラム サーバの完全修飾 DNS ホスト名または IP アドレスを入力します。
    • ポート — デフォルトのポートは 4557 です。デフォルト以外のポートが必要な場合、ポート番号を入力します。入力が必要なポート番号は 1 つだけです。クォーラム サービスは、[ポート] およびその次のポートのポート番号 (たとえば 4557 と 4558) を開きます。

      : ポート番号はクォーラム サービスがリッスンしているポートと一致しなければなりません。(必要な場合はクォーラム サーバのポートを変更できます。)

    [保存] をクリックして値を保存します。

  6. ステップ 4 および 5 を繰り返して 2 台目の代替クォーラム サーバを構成します。Stratus では、クォーラム サーバを 2 台構成することを推奨します。
  7. クォーラム サービスを有効にするには、[有効] チェック ボックスをオンにして [保存] をクリックします。

クォーラム構成に行った変更は既に実行中の VM には反映されません。クォーラム構成を変更した後は、実行中のすべての VM を停止して再起動する必要があります。

クォーラム サーバを削除するには

注意事項: 優先クォーラム サーバを削除すると、代替クォーラム サーバが優先クォーラム サーバになります。代替クォーラム サーバがない場合、優先クォーラム サーバを削除すると自動的にクォーラム サービスが無効になります。
  1. everRun 可用性コンソール[基本設定] ページに移動します。
  2. [クォーラム サーバ] をクリックします。
  3. 削除するクォーラム サーバのエントリを見つけます。
  4. 一番右の列で [削除] をクリックします。
: VM で使用されているクォーラム サーバを削除する場合、削除の操作を完了させるには、VM をリブートしてクォーラム サーバが認識されないようにする必要があります。VM はクォーラム サーバが構成されて再起動されるまでの間、シンプレックス モードにダウングレードします。

構成を確認して VM を (再) 接続する

構成を確認して VM を (再) 接続します。初期インストールから SplitSite 構成の完了まで」の適切な手順に従います。