クォーラム サービスは、HA または FT レベルで保護された仮想マシン (PVM) を実行する 2 台のサーバ (物理マシン) とは別個のサーバ上に展開する、Windows オペレーティング システム ベースのサービスです。 クォーラム サーバによってデータの整合性が保証され、everRun 環境で特定の障害が生じた場合に自動で再起動する機能が提供されます。 Stratus では、SplitSite 運用の場合は特に、クォーラム サーバを使用することを推奨します。 everRun PM の各ペアに 0、1、または 2 つのクォーラム サーバを構成できます。
クォーラム サーバは、スプリット ブレーン現象を含む、複数のネットワーク障害が発生するシナリオで VM の完全性を確保し、特定の障害発生後に自動で再起動する機能を提供します。クォーラム サーバの通信は管理ネットワーク経由で行われます。
クォーラム サーバは、SplitSite 構成では特に重要です。 SplitSite のベスト プラクティスとして、優先クォーラム コンピュータを第 3 のファシリティに設置し、代替クォーラム コンピュータは第 4 ファシリティに設置することが推奨されます。 ただし、代替クォーラム サービス コンピュータを優先クォーラム コンピュータと同じファシリティに設置しても、十分な結果は得られます。
使用できるサイトが 2 つしかない場合 (つまり上記のベスト プラクティスによる構成が不可能な場合) で、一方の PM がダウンしていてもう片方の PM がクォーラム サーバと通信できない場合 (たとえばダウンした PM と同じサイトにある場合など)、スプリット ブレーン シナリオの発生を避けるため、正常なサイトにある VM は自動的にシャットダウンされます。
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