クォーラム サーバの考慮事項
クォーラム サービスの有効化と構成は、インストール後に行う構成タスクです。 Stratus では、優先クォーラム サーバと代替サーバの 2 つのクォーラム サービス コンピュータを構成することを推奨します。クォーラム サーバの概要については、「クォーラム サーバ」を参照してください。
クォーラム サービス ソフトウェアを展開する場合、以下の要件を満たす Windows オペレーティング システムが実行されている任意の汎用コンピュータまたはラップトップにインストールできます。
- オペレーティング システム: Windows Server 2012、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows 7、または Windows 8 (電源を常にオンにします)
- ディスク容量: 100 MB (最小要件)
- NIC: 少なくとも 1 つ
- 接続: 管理ネットワーク経由で everRun 構成が利用可能であること
クォーラム サーバ ソフトウェアをインストールするには
- [Drivers and Tools (ドライバとツール)] セクション ( everRun サポート ページ (http://www.stratus.co.jp/customer_support/index.html) ) から、クォーラム サーバ ソフトウェアのインストーラ ファイルをダウンロードします。
- クォーラム サーバでインストーラ ファイルをダブルクリックします。
注: クォーラム サーバ ソフトウェアを新しいバージョンにアップグレードする場合、以前のバージョンをアンインストールする必要はありません。
上記のほかに、クォーラム サービスのベスト プラクティスとして以下の点も考慮してください。
- クォーラム サービス コンピュータは 2 台構成します。クォーラム コンピュータと各ホスト間に最小の共通ネットワーク機能が必要です。
- インストール時に、保護された VM (PVM) が UDP ポート 4557 を使用してクォーラム サービス コンピュータにアクセスします。everRun で保護された VM が UDP ポート 4557 を使用してクォーラム サービス コンピュータにアクセスできるよう、ファイアウォールの許可が必要です。(このポート割り当てがローカル インフラストラクチャと競合する場合、everRun 可用性コンソールを使用してクォーラム サーバを構成するときに別のポート番号を指定できます。)
- SplitSite で展開する場合、クォーラム サービス コンピュータをホストと同じサイトに配置することはできません。優先クォーラム コンピュータと代替クォーラム コンピュータの両方で同じ原因による障害が発生した場合、VM は冗長性を正常にダウングレードしてから、1 台のホストを使用して運用を継続し、クォーラム コンピュータの復旧を待ちます。ただし、ホストと選択されたクォーラム コンピュータで同じ原因による障害が起きた場合には、障害のないサーバで実行されている VM が自動でシャットダウンします。 クォーラム サーバと SplitSite 構成の詳細については、「SplitSite ネットワークの要件」および「SplitSite 構成」を参照してください。
- 優先クォーラム サービス コンピュータと代替コンピュータを共通のサイトに置く必要がある場合、それぞれ別の AC 電源 (フェーズ) につなぐか、個別の UPS デバイスに構成してください。
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