everRun システム用に簡易ネットワーク管理プロトコル (SNMP) の設定を構成して、SNMP 管理アプリケーションがシステムをリモートでモニタリングできるようにします。(SNMP 情報は個々の PM ではなく、システムのみに関する情報です。) SNMP 要求および SNMP トラップを次のように有効にできます。
適切な手順に従い、SNMP 要求またはトラップを有効化します。
SNMP 要求を有効にするには、次のいずれかの操作を実行します。
[基本設定] ページから SNMP 要求を有効にするには
[SNMP 要求の有効化] の横のチェック ボックスをオンにします。
[SNMP 要求のユーザ リスト (バージョン 3)] が表示されます。
[SNMP 要求のユーザ リスト (バージョン 3)] の下にユーザ名が表示される場合、そのユーザのセキュリティ レベルと、snmpd.conf ファイルの読み取り専用コピーも表示されます。ユーザは完全な MIB への読み取り専用アクセスをもっています。システムでサポートされる SNMP 要求 (バージョン 3) ユーザは 1 人だけであることに注意してください。
ユーザ名が表示されない場合、SNMPv3 ユーザを追加できます。
次の値を入力します。
ユーザ名 — SNMPv3 エージェントにアクセスできるユーザの名前。名前は一意でなければなりません。
セキュリティ レベル — ユーザのセキュリティ レベル。有効な値は次のとおりです。
セキュリティ レベルに認証またはプライバシーが含まれる場合、次のフィールドが表示されます。
認証タイプ — ユーザの認証のタイプ。有効な値は次のとおりです。
認証パスワード — ユーザの必須のパスワード。認証秘密鍵の生成に使用されます。パスワードは 8 文字以上でなければなりません。
暗号化タイプ — ユーザの暗号化のタイプ。有効な値は次のとおりです。
暗号化パスワード — ユーザの必須のパスワード。暗号化秘密鍵の生成に使用されます。パスワードは 8 文字以上でなければなりません。
[保存] をクリックして変更を保存します。
制限あり (デフォルト) — SNMPv1 要求と SNMPv2 要求の送信を全ユーザに禁止します。
制限なし — public コミュニティを使用して SNMPv1 要求と SNMPv2 要求の送信を全ユーザに許可します。
カスタム (snmpd.conf をユーザが手作業で編集した場合に利用可能。下記の「SNMP 要求の機能をカスタマイズするには」を参照) — カスタムのアクセスを可能にします。
snmpd.conf ファイルを編集して SNMP 要求の機能をカスタマイズします。
SNMPv1 要求と SNMPv2 要求のアクセス制御をカスタマイズするには、次のように /etc/snmp/snmpd.conf ファイルを編集します。
SNMPv3 要求のユーザのリストをカスタマイズするには、次のように /etc/snmp/snmpd.conf ファイルと /var/lib/net-snmp/snmpd.conf ファイルを編集します。
[SNMP トラップの受信者リスト (バージョン 3)] の下に、トラップ ユーザのリストと、トラップ ユーザがいる受信サーバの IP アドレスが表示されます。everRun システムは受信サーバ上のトラップ ユーザに SNMPv3 トラップを送信します。必要に応じて受信者を追加します。
次の値を入力します。
受信者アドレス — 受信サーバのホスト名または IPv4 アドレス。
ユーザ名 — 受信サーバ上のトラップ ユーザの名前。名前はその受信者に一意でなければなりません。
セキュリティ レベル — ユーザのセキュリティ レベル。有効な値は次のとおりです。
セキュリティ レベルに認証またはプライバシーが含まれる場合、次のフィールドが表示されます。
認証タイプ — ユーザの認証のタイプ。有効な値は次のとおりです。
認証パスワード — ユーザの必須のパスワード。認証秘密鍵の生成に使用されます。パスワードは 8 文字以上でなければなりません。
暗号化タイプ — ユーザの暗号化のタイプ。有効な値は次のとおりです。
暗号化パスワード — ユーザの必須のパスワード。暗号化秘密鍵の生成に使用されます。パスワードは 8 文字以上でなければなりません。
[保存] をクリックして変更を保存します。
組織のファイアウォールを構成して、SNMP 操作を許可して SNMP 管理システムが everRun システムとの間でアラートの受信とトラップの送信を行えるようにします。そのためには、SNMP ポートを開くように組織のファイアウォールを構成します。
メッセージ タイプ: SNMP
プロトコル: SNMP
ポート: 161(Get/Walk) 162 (トラップ)
[テスト アラートを作成] をクリックしてテスト アラートを作成します。
everRun ソフトウェアがテスト アラートを生成し、SNMP がトラップを SNMP トラップの受信者に送り、構成されている場合は e アラートが「テスト アラート」という件名のサンプル電子メールを e アラートのすべての電子メール受信者に送信します (「e アラートを構成する」を参照)。さらに、構成されている場合はサポート構成によって Stratus 認定サービス業者に通知が送信されます (「リモート サポート設定を構成する」を参照)。配信ステータスはアラート履歴ログ (「[アラート履歴] ページ」を参照) で確認できます。