A-Link ネットワークとプライベート ネットワーク

すべての everRun システムに、2 台の物理マシン (PM) 間でプライベート管理トラフィックのためのネットワークが必要です。このプライベート ネットワークは "priv0" として参照されます。これはノード間の物理接続、直接イーサネット接続、または VLAN 接続のいずれかです。priv0 はピア ノードの検出に使用され、IPv4 ブロードキャストに応答するエンティティを他に構成することはできません。

各システムには priv0 に加え、PM 間におけるデータ複製のパフォーマンスを向上させる A-Link ネットワークが含まれます。A-Link ネットワークによって、ディスクの同期、ネットワークの分路、VM のマイグレーション、およびフォールト トレラント メモリの同期が可能になります。

デフォルトでは priv0 は次の状況下においては A-Link ネットワークの役割も果たします。

priv0 は、その速度が 10 Gb 未満であり、なおかつシステムに (管理リンクを除いて) それ以外の 10 Gb ポートがない場合、A-Link のロールを実行できません。ただし、priv0 に A-Link ロールを後日割り当てることはできます。

最も単純な priv0 は、各サーバの内蔵イーサネット ポートを接続する 1 つのイーサネット ケーブル (クロス ケーブルまたはストレート ケーブル) で構成されます。priv0 に単一イーサネット ケーブル以外のネットワーク デバイスを使用する場合、「SplitSite 構成」を参照してください。

PM 間の A-Link ネットワークは直接 (つまり priv0 と同じ方法で) 接続するか、ネットワーク スイッチを経由して接続します。

必ず冗長な A-Link ネットワークを設定してください。

priv0 は everRun のインストール ソフトウェアによって設定されます。また、このソフトウェアは、インストール時に物理的に接続されているすべての A-Link ネットワーク ポート用に A-Link ネットワークを設定します。インストールが完了した後で A-Link ネットワークを設定するには、「追加のネットワークを接続する」を参照してください (これはネットワークに追加の A-Link ネットワーク ポートがいくつもある場合に推奨します)。

関連トピック

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