A-Link ネットワークとプライベート ネットワーク
各システムには priv0 に加え、PM 間におけるデータ複製のパフォーマンスを向上させる A-Link ネットワークが含まれます。A-Link ネットワークによって、ディスクの同期、ネットワークの分路、VM のマイグレーション、およびフォールト トレラント メモリの同期が可能になります。
デフォルトでは priv0 は次の状況下においては A-Link ネットワークの役割も果たします。
- priv0 の速度が少なくとも 10 Gb の場合。
- priv0 の速度が 10 Gb 未満であり、システムに (管理リンクを除いて) それ以外の 10 Gb ポートがない場合。その場合、priv0 を現在 A-Link として使用しておらず、なおかつ他にも A-Link が残っている場合には、A-Link ロールを後で削除できます。
priv0 は、その速度が 10 Gb 未満であり、なおかつシステムに (管理リンクを除いて) それ以外の 10 Gb ポートがない場合、A-Link のロールを実行できません。ただし、priv0 に A-Link ロールを後日割り当てることはできます。
最も単純な priv0 は、各サーバの内蔵イーサネット ポートを接続する 1 つのイーサネット ケーブル (クロス ケーブルまたはストレート ケーブル) で構成されます。priv0 に単一イーサネット ケーブル以外のネットワーク デバイスを使用する場合、「SplitSite 構成」を参照してください。
PM 間の A-Link ネットワークは直接 (つまり priv0 と同じ方法で) 接続するか、ネットワーク スイッチを経由して接続します。
必ず冗長な A-Link ネットワークを設定してください。
priv0 は everRun のインストール ソフトウェアによって設定されます。また、このソフトウェアは、インストール時に物理的に接続されているすべての A-Link ネットワーク ポート用に A-Link ネットワークを設定します。