スナップショットから仮想マシンを作成する
everRun システム上のスナップショットを新しい VM のソースとして使用する場合、スナップショットから仮想マシン (VM) を作成します。(VM の作成またはマイグレーションを行う追加の方法については、「仮想マシンを作成/マイグレーションする」を参照してください。スナップショットの概要については、「スナップショットを管理する」を参照してください。)
スナップショットから VM を作成するには、everRun 可用性コンソールの [スナップショット] ページを開いてスナップショットを選択し、[VM の作成] をクリックします。次の手順に説明されているように、ウィザードに VM の作成プロセスが順を追って表示されます。
- 新しい VM のソースとして使用されるスナップショットを作成する場合、適切な手順を使用してゲスト オペレーティング システムを準備する必要があります。これを行わないと、作成した VM イメージが正しく動作しないことがあります。詳細については、「スナップショットを作成する」を参照してください。
- スナップショットから VM を作成する際、そこに含めた各ボリュームの元のコンテナ サイズは維持されません。たとえば、ソース VM に 40 GB のボリューム コンテナに含まれた 20 GB のブート ボリュームがある場合、新しい VM は、20 GB のボリューム コンテナに含まれる 20 GB のブート ボリュームとして構成されます。新しい VM のボリューム コンテナのサイズは必要に応じて拡張できます。詳細については、「everRun システムのボリューム コンテナを拡張する」を参照してください。
- ソース VM との競合を避けるため、VM の作成ウィザードは新しい VM にある各ネットワーク インタフェースに新しい MAC アドレスを自動的に割り当てますが、場合によっては IP アドレスとホスト名を手動で更新しなければなりません。
スナップショットから新しい VM を作成するには
- everRun 可用性コンソールを使用して everRun システムにログオンします。
- [物理マシン] ページ (「[物理マシン] ページ」を参照) で、両方の PM が「実行中」の状態にあり、どちらの PM もメンテナンス モードではなく、同期の実行中でもないことを確認します。
- スナップショットをまだ作成していない場合は、「スナップショットを作成する」の説明に従って作成します。
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[スナップショット] ページで、新しい VM のソースとして使用するスナップショットを選択します。
通常、スナップショットの [状態] 列には正常 () であることが表示されます。スナップショットが破損している場合 ()、スナップショット内の 1 つ以上のボリュームを VM の作成に使用できないことがあります。
- 下部パネルで [VM の作成] をクリックします。
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[VM をスナップショット "名前" から作成] ダイアログ ボックスが開いてデフォルト値が表示されます。次の情報を確認し、必要に応じて編集します。
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名前、CPU、メモリ
仮想マシンの名前の変更、vCPU の数の編集、または使用可能な合計メモリの割り当てを実行できます。
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ストレージ
すべてのボリュームが表示されます。everRun システム上のボリュームにストレージ コンテナを割り当てるには、ボリュームの [作成] ボックスを選択します (ブート ボリュームは必須です)。スナップショットからボリュームのデータをインポートするには、[データの復元] ボックスを選択します。
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ネットワーク
利用可能なすべてのネットワークが表示されます。既存のネットワークを削除したり、まだ割り当てられていない新しいネットワークを追加することも可能です。少なくとも 1 つのネットワークが必要です。
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- 初めて起動する前に VM の再プロビジョニングが必要な場合、オプションで [仮想マシンを自動的に起動] チェック ボックスをオフにすることもできます。
- [VM の作成] をクリックします。プロセスが完了すると、ウィザードが自動的に終了します。
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該当する場合は仮想マシンの再プロビジョニング ウィザードを使用して VM に追加のリソースを割り当てます。「仮想マシンのリソースを再プロビジョニングする」を参照してください。また、各ボリューム コンテナにスナップショット用の容量を追加するには、「everRun システムのボリューム コンテナを拡張する」を参照してください。
VM の再プロビジョニングが完了したら、[起動] をクリックして VM をブートします。
- [コンソール] をクリックして VM のコンソールを開き、ゲスト オペレーティング システムにログオンします。
- 必要に応じてゲスト オペレーティング システムのネットワーク設定を更新します。