スナップショットを作成する

スナップショットを作成して、特定の時点における仮想マシン (VM) または VM 上の選択したボリュームのイメージを保存します。スナップショットを使用して、同じ everRun システム上に新しい VM を作成したり、スナップショットをネットワーク共有上のファイルにエクスポートして別の everRun システムで使用することもできます。デフォルトでは、everRun システムのスナップショット作成機能が有効に設定されています。 システムのスナップショット作成機能を無効にしたり、再度有効にする方法は、「スナップショットを無効または有効にする」を参照してください。スナップショットの概要については、「スナップショットを管理する」を参照してください。

VM のスナップショットは VM が実行中かどうかに関わらず作成できますが、"アプリケーション整合性" を持つスナップショットを作成するには (その場合、サポートされるアプリケーションがデータ整合性を確保するために操作を "休止" またはフリーズします)、次のトピックのいずれかに説明されている方法を使って、ゲスト オペレーティング システムを準備する必要があります。

作成できるスナップショットの最大数は、各 VM ボリュームのボリューム コンテナに割り当てられているストレージ容量によって異なります (「ボリューム コンテナのサイズを決定する」を参照)。必要な場合はボリューム コンテナを拡張できます。詳細については、「everRun システムのボリューム コンテナを拡張する」を参照してください。

注意事項: スナップショットを作成すると、RAW フォーマットのボリュームがすべて QCOW2 フォーマットに変換され、システムのパフォーマンスに影響する場合があります。ボリュームを RAW フォーマットに変換し直すことはできないため、特に RAW フォーマットのボリュームが必要とされる場合、スナップショット機能の使用は避けてください。
:  
前提条件: スナップショット プロセスが正しく機能するためには、everRun システムの両方の PM がオンラインになっている必要があります。片方の PM だけがオンラインの場合、スナップショットはオンラインになっている PM のみに書き込まれます。このスナップショットを後でエクスポートするときは、同じ PM がプライマリでなければなりません。

スナップショットを作成するには

  1. everRun 可用性コンソールを使用して everRun システムにログオンします。
  2. [物理マシン] ページ (「[物理マシン] ページ」を参照) で、両方の PM が「実行中」の状態にあり、どちらの PM もメンテナンス モードではなく、同期の実行中でもないことを確認します。
  3. [仮想マシン] ページで、VM を選択します。
  4. VM を選択した状態で下部パネルの [スナップショット] ボタンをクリックします。
  5. [仮想マシンのスナップショット] ダイアログ ボックスでは、デフォルトで ([キャプチャするボリューム] の下で) すべてのボリュームが選択されています。スナップショットに含めないボリュームの横にあるチェック ボックスをオフにします。ブート ボリュームはすべてのスナップショットに必要です。

    オプションとしてスナップショットの [スナップショット名][説明] を入力できます。デフォルトでは、新規作成される各スナップショットのスナップショット名はその VM の名前になりますが、よりわかりやすい名前を入力することもできます。(スナップショット名は一意でなくても構いません。)

  6. [スナップショットを作成] をクリックします。スナップショットが開始され、ダイアログ ボックスが自動的に閉じます。

スナップショットの作成は通常数秒で完了しますが、VM のアクティビティ レベルおよび前回のスナップショットからの経過時間によっては、時間がかかる場合もあります。スナップショットのステータスは、[スナップショット] ページの [状態] 列で確認できます。

完了したスナップショットを使って新しい VM を作成する場合、「スナップショットから仮想マシンを作成する」を参照してください。完了したスナップショットをエクスポートするには、「スナップショットをエクスポートする」を参照してください。

関連トピック

「スナップショットを管理する」

「仮想マシンを作成/マイグレーションする」

「仮想マシンの運用を管理する」