仮想マシンのリソースを再プロビジョニングする
仮想マシン (VM) を再プロビジョニングして、その仮想 CPU (vCPU)、メモリ、ストレージ、またはネットワークのリソースの割り当てを変更します。
[仮想マシン] ページの下部パネルで [構成] をクリックして、仮想マシンの再プロビジョニング ウィザードを起動します。ウィザードに VM のリソース再割り当てのプロセスが順を追って表示されます。
前提条件:
- 「仮想マシンのリソースを計画する」のリストを参照し、VM への vCPU、メモリ、ストレージ、およびネットワークのリソースの割り当てに関する前提条件と考慮事項を確認します。
- VM を再プロビジョニングするには、その VM をシャットダウンする必要があります。
注: ディザスタ リカバリで保護されている VM を再プロビジョニングすることはできません。必要な場合、VM の保護をいったん解除して再プロビジョニングを行ってから、VM の保護を再開できます。
仮想マシンを再プロビジョニングするには
- [仮想マシン] ページを開きます (「[仮想マシン] ページ」を参照してください)。
- VM を選択して [シャットダウン] をクリックします。
- VM が停止したら、[構成] をクリックして仮想マシンの再プロビジョニング ウィザードを表示します。
- [名前、説明、保護および OS] ページで、次を行います。
- VM に everRun 可用性コンソールで表示される [名前] を入力し、オプションで [説明] を入力します。
- VM で使用する保護のレベルを選択します。
- 高可用性 (HA) — 基本的なフェールオーバーと復旧機能を提供し、発生した障害によっては復旧に (自動の) VM リブートが必要です。HA は、ある程度のダウンタイムが許容され、FT が提供する高レベルのダウンタイム保護を必要としないアプリケーションに使用してください。
- フォールト トレラント (FT) — 2 台の物理マシンで実行される VM に冗長な環境を作成することにより、アプリケーションを透過的に保護します。FT は、HA で提供される以上のダウンタイム保護を必要とするアプリケーションに使用します。
保護のレベルの詳細については、「運用モード」を参照してください。
- [次へ] をクリックします。
- [ボリューム] ページで、次を行えます。
- [新しいボリュームの追加] をクリックして新しいデータ ボリュームを作成します。(ボタンが表示されない場合、ウィザード ページの一番下までスクロールします。)新しいボリュームのパラメータを指定します。
- ボリュームを VM から切断し、後日使用できるように維持しておくには、[切断] をクリックします。
- ボリュームを everRun システムから完全に削除するには、[削除] をクリックします。
- プルダウン メニューが表示される場合、メニューから未接続のボリュームを選択し、[接続] をクリックします。
詳細については、「仮想マシンのストレージを計画する」を参照してください。続行するには [次へ] をクリックします。
-
[ネットワーク] ページで、この VM に接続する各共有ネットワークのチェック ボックスをオンにします。
接続する各共有ネットワークについて、オプションで次を指定することもできます。
- カスタムの MAC アドレスを設定する。
- [状態] を [有効] または [無効] に設定して、選択したネットワークへのトラフィックを許可したりブロックする。
詳細については、「仮想マシンのネットワークを計画する」を参照してください。続行するには [次へ] をクリックします。
- [vCPU とメモリ] ページで、VM に割り当てる vCPU の数とメモリの容量を指定します。詳細については、「仮想マシンの vCPU を計画する」および「仮想マシンのメモリを計画する」を参照してください。続行するには [次へ] をクリックします。
-
[構成サマリ] ページで次を行います。
注意事項: 削除対象としてマークされているボリュームが正しいことを確認します。[完了] をクリックすると、削除対象としてマークされたディスクのデータは永久に失われます。
- 構成サマリの内容を確認します。変更が必要な場合、[戻る] をクリックします。
- VM のプロビジョニング構成を受け入れるには、[完了] をクリックします。
- [起動] をクリックして、VM を再起動します。
- Windows ベースの VM で、割り当て済み仮想 CPU の数を 1 から n に変更したり n から 1 に変更した場合、再プロビジョニングの完了時に VM を再起動した後で、VM をもう一度シャットダウンして再起動する必要があります。これにより、VM が対称型マルチプロセッシング (SMP) 用に正しく再構成されます。この VM は、再起動されるまで異常な動作を示し、使用不可になります。
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