外付けストレージに接続されている故障した物理マシン (PM) を、システムの稼働中に復旧することができます。まず PM を復旧してから、以下のファイバー チャネルまたは iSCSI の手順のうちシステムに適したものを実行します。この手順では、lvm.conf ファイルの更新、マルチパスの構成 (iSCSI 外付けストレージに固有の追加の手順を含む)、および PM のリブートを行います。
iSCSI またはファイバー チャネル外付けストレージに接続されている故障した PM を復旧するには
まず最初に、故障した PM を復旧する必要があります。
PM をメンテナンス モードのままにします。あるいはメンテナンス モードに戻します。
お使いの外付けストレージに適した手順を実行してください。
復旧したノードで次の手順を実行します。
/Etc/lvm/lvm.conf ファイルを編集して filter エントリにブート ディスクとデータ ディスクを追加します。次に手順の例を示します。
ブート ディスク a/sda/ と、システムにインストールされている内蔵データ ディスクをすべて filter エントリに追加します。次はデータ ディスク sdb を持つシステムの場合の例です。
filter = [ "a/sda/", "a/sdb/" ]
次のコマンドを実行して everrun-sim サービスを停止します。
systemctl stop everrun-sim.service
次のコマンドを実行して everrun-sim サービスを無効にします。
systemctl disable everrun-sim.service
/Etc/lvm/lvm.conf ファイルを編集して filter エントリにブート ディスクとデータ ディスクを追加します。次に手順の例を示します。
ブート ディスク a/sda/ と、システムにインストールされている内蔵データ ディスクをすべて filter エントリに追加します。次はデータ ディスク sdb を持つシステムの場合の例です。
filter = [ "a/sda/", "a/sdb/" ]
コマンド ifconfig biz0 を実行して、各ノードから biz0 のイーサネット インタフェースの MAC アドレスを取得します。次はこのコマンドの出力例です。
次の iscsiadm コマンドを各ノードで実行します。
新しいホスト IQN を取得します。たとえば、次のコマンドを実行します。
cat /etc/iscsi/initiatorname.iscsi
次は出力の例です。
InitiatorName=iqn.1994-05.com.redhat:2f4139901e57
アレイ上のホスト エントリを各ノード用に更新します。構成内のアレイに固有の手順に従います。ホスト エントリを IQN 情報で更新します。次に例を示します。
iqn.1994-05.com.redhat:2f4139901e57
次のコマンドを実行して、再マッピングしたすべての iSCSI LUN がマルチパスで検出されたことをチェックします。
multipath -ll
次のような出力が表示されます。
次のコマンドを実行して everrun-sim サービスを有効にします。
systemctl enable /opt/ft/systemd/everrun-sim.service
次のコマンドを実行して everrun-sim サービスを開始します。
systemctl start everrun-sim.service
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