外付けストレージのあるシステム上で everRun ソフトウェアをリリース 7.3.4 からリリース 7.4.0 にアップグレードする場合、ソフトウェアをアップグレードした後で追加の作業が必要です。具体的な手順は外付けストレージのタイプによって異なります。次のうち構成に適した手順を実行してください。
外付けストレージのあるシステムをリリース 7.3.4 から 7.4.0 にアップグレードするには
次の手順を node0 で実行してから、node1 でも実行します。
/Etc/lvm/lvm.conf ファイルを編集して filter エントリにブート ディスクとデータ ディスクを追加します。次に手順の例を示します。
ブート ディスク a/sda/ と、システムにインストールされている内蔵データ ディスクをすべて filter エントリに追加します。次は sdb というデータ ディスクを持つシステムの場合の例です。
filter = [ "a/sda/", "a/sdb/" ]
node1 でステップ 3 ~ 6 を実行します。
次のコマンドを実行して everrun-sim サービスを停止します。
systemctl stop everrun-sim.service
次のコマンドを実行して everrun-sim サービスを無効にします。
systemctl disable everrun-sim.service
/Etc/lvm/lvm.conf ファイルを編集して filter エントリにブート ディスクとデータ ディスクを追加します。次に手順の例を示します。
ブート ディスク a/sda/ と、システムにインストールされている内蔵データ ディスクをすべて filter エントリに追加します。次はデータ ディスク sdb を持つシステムの場合の例です。
filter = [ "a/sda/", "a/sdb/" ]
コマンド ifconfig biz0 を実行して、各ノードから biz0 のイーサネット インタフェースの MAC アドレスを取得します。次はこのコマンドの出力例です。
次の iscsiadm コマンドを各ノードで実行します。
新しいホスト IQN を取得します。たとえば、次のコマンドを実行します。
cat /etc/iscsi/initiatorname.iscsi
次は出力の例です。
InitiatorName=iqn.1994-05.com.redhat:2f4139901e57
アレイ上のホスト エントリを各ノード用に更新します。構成内のアレイに固有の手順に従います。ホスト エントリを IQN 情報で更新します。次に例を示します。
iqn.1994-05.com.redhat:2f4139901e57
次のコマンドを実行して、再マッピングしたすべての iSCSI LUN がマルチパスで検出されたことを確認します。
multipath -ll
次のような出力が表示されます。
次のコマンドを実行して everrun-sim サービスを有効にします。
systemctl enable /opt/ft/systemd/everrun-sim.service
次のコマンドを実行して everrun-sim サービスを開始します。
systemctl start everrun-sim.service
関連トピック
製品のサポートとダウンロード
|
Stratus について
|
製品マニュアル (PDF 形式)
|
ヘルプについて
|