システム要件の概要
everRun システムには、複数の仮想マシン (VM) をサポートできる 2 台の x86-64 ホスト サーバ (物理マシン (PM) またはノード) と、everRun 可用性コンソールを実行できるリモート管理コンピュータ (つまり汎用の PC) が 1 台必要です。
everRun 「システム ハードウェア」の要件を次にまとめています。ソフトウェアの要件については、「システム ソフトウェア」を参照してください。
システム ハードウェア
サポートされるサーバ
Stratus everRun ソフトウェアは、RHEL 7.x および対応プロセッサ (「物理マシンのシステム要件」を参照) のいずれかをサポートする、Red Hat® Linux ハードウェア カタログに記載のすべてのシステムで実行できます。
Stratus everRun ソフトウェアで保護されているゲスト仮想マシン (VM) の冗長サーバとして使用するため、同一のプロセッサが搭載された 2 台目のコンピュータが必要です。各ホスト コンピュータの CPU で仮想化用のハードウェア サポートが、ファームウェア (BIOS または UEFI) セットアップ ユーティリティで有効になっている必要があります。
RAM
最小 8 GB の RAM (物理メモリ) を推奨します。
ディスク容量
各内蔵論理ディスクにホスト CentOS オペレーティング システム用として 477 MB が必要です。また、2 つの内蔵論理ディスクに、ログを含む everRun システム データ用に 22 GB が必要です。ブート ディスクとして利用できるのは内蔵ディスクのみです。VM のブート ボリュームに必要とされるディスク領域は、使用するオペレーティング システムによって異なります。各 VM および VM スナップショットのアプリケーションとデータ用に追加のストレージが必要です。
ネットワーク
最小のネットワーク構成には、A-Link 用および共有の管理/ビジネス リンク用に 1 つずつ、合計 2 つのポートが含まれます。
最適なネットワーク構成では、A-Link 用に 2 つの 10-GbE ネットワーク ポート (うち 1 つは priv0、つまりプライベート ネットワークとしても機能します)、管理ネットワーク用に 1 つのネットワーク インタフェース、およびゲスト VM で必要とされる数のビジネス/稼動用ポートが含まれます。複数の VM を実行する予定の場合、A-Link のペアを追加することを検討します。最大 4 つのペアがサポートされます。
SplitSite 構成の場合はネットワーク要件が異なります。詳細については、「ネットワークの要件を満たす」を参照してください。
詳細については、「ネットワーク アーキテクチャ」、「A-Link ネットワークとプライベート ネットワーク」、「ビジネス ネットワークと管理ネットワーク」を参照してください。
IP アドレス
各 everRun システムに管理ソフトウェアで使用される静的な IPv4 IP アドレスが必要です。管理ネットワークの DNS プライマリおよびセカンダリ サーバの IP アドレス、およびゲートウェイとサブネット マスク情報は、担当の IT ネットワーク管理者に問い合わせてください。詳細については、「システム IP 情報を取得する」を参照してください。
ポート
everRun システムは、ローカル ファイアウォールでの HTTPS 通信にポート 443、ssh にポート 22、また各 VM に関連付けられたアクティブな各 VNC 用に 5900-59nn を使用します。ファイアウォールで、適切なポートを経由したトラフィックが許可されている必要があります。VM が UDP ポート 4557 を使用してクォーラム サービス コンピュータにアクセスできるよう、ファイアウォールの許可が必要です。
システム ソフトウェア
「対応しているゲスト オペレーティング システム」を参照してください。